皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

板べっこから板べっちょに

2017-05-20 21:43:40 | 心は言葉に包まれて
普段私は食品販売、製造の現場で働いておりますので、パートタイマーの女性と一緒に働くことがほとんどでです。「女三人よれば、姦(かしま)しい」との言葉通り、元気に良く話をする人が多く、よくも悪くも賑やかな職場です。管理者の立場上、気も遣うことも多くなりますが、やはり言葉は生き物だと感じることがあります。
作業でアルミの板を良く使用するのですが、業界用語では「トレー」または「パイレッシュ」などと呼びますが、人によっては「板べっこ」更に進化すると「板べっちょ」と呼んでいます。「その板べっちょとってくんな」などと会話しています。行田市史下巻に民族の項目には確かに板切れのことを「板べっこ」と呼ぶと書いてあります。立派な方言の活用だと驚きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする