十月が一週間が過ぎて急に気温が下がりました。秋を通り越して初冬の陽気となり、身体がついていかない方もたくさんいらっしゃることでしょう。気温と共に湿度が下がったことで空気感が全く変わったように感じます。皿尾城周辺の田んぼも稲刈りが進んでいます。
月初めは商工会と観光課が主催する行田花手水weakに当たり、ライトアップも含め社頭の花手水を改めております。どうぞご参拝の折にご覧ください。
今年は文政六年(1823)の三方領知替から二百年ということで、市内各所に幟がたてられています。
白河藩主松平定永の父定信が先祖ゆかりの地で肥沃な伊勢桑名への転封を希望し、阿部家は巻き添えを喰ったのだといいます。いつの時代もそうした政治の権力闘争はつきものなのでしょう。当時の阿部家当主正権は若くして病弱の上転封ご十七歳で病死しています。老中を輩出し続けた銘家阿部家は慶応二年(1866)白河から陸奥棚倉へ移され廃藩置県を迎えます。無念だったことでしょう。
転封後も阿部家は忍藩の神仏を崇敬し、刀剣などを奉納しています。その奉納品が当社に残っています。
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