ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

桜川探訪その1・桜川らーめん。

2020-09-07 20:00:00 | うまいもん
実は私、ある事情で難波の西、桜川に頻繁に通う事になった。

正直、私は桜川のイメージが全く沸かなかったが難波からひと駅外れただけで意外に静かな街なのだ。
そして、あまり食べ歩き系の本やサイトには上がって来そうにない隠れたウマい店が多そうな気がするため、これを機に1店ずつつぶしていく事にする。

初日の今日は、こちらのその名も「桜川らーめん」。


側面には、このような看板が。

「濃厚スープとんこつラーメン」か…
あまり濃いのは、正直遠慮したい(笑)。

ランチメニュウは、こんなん。

店内は私ともう一1人だけ。
その1人が店主に
「ごめん、カネないしそこのローソンでおろしてくるわ。絶対帰ってくるさかいに、ケータイ置いとくわな」
と無茶ぶり(笑)。
梅田や難波のラーメン屋さんでは決して聞けない、アットホームなやり取りだ。

その店内は、こんなん。

いかにも、街の中華屋さん、ラーメン屋さんという風情だ。

さて肝心の私のオーダーだが、ノーマルなラーメンに炒飯のセットも、煮玉子が載った「玉子ラーメンセット」も同じ850円なので、玉子ラーメンセットにしてみる。

まず、ラーメンが着丼。

えっ、「濃厚とんこつ」じゃないの?
白濁したスープをイメージしていた私は、拍子抜けしたような気持ちだ。
コレはどうみても醤油か、薄めの味噌ラーメンのようでもある。
煮玉子以外の具はしっかりした厚さの焼豚が2枚、あとはモヤシ・メンマ、ネギ、それに小松菜。

箸を上げてみる。


中細ストレート麺のようだ。

見た通り、あっさりと実に食べやすいスープでありコクもしっかりある。
イメージとしては、京都・伏見の「大黒」などに近い印象。
派手さやインパクトはないが、毎日食べても飽きない味である。
煮玉子も絶妙の黄身のトロミ具合。

しばらくして、セットの炒飯も。

コレまたパラリと実にしっかり炒められ、濃すぎる事も薄すぎる事もないラーメンにベストマッチの炒飯だ。
ミニ、もしくはハーフのボリウムと読んでいたが、それ以上はある感じでラーメンと合わせるとかなりの満足度だ。

私の後に来た男性客が、独りにもかかわらずカウンターではなく4人掛けのテーブルを主張。
「ごめ〜ん、路駐してるさかいにクルマが見えるとこで食べたいねん」
う〜む、確かに梅田や難波にはない人懐っこい街のラーメン屋さんのようである(笑)…