ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

レンゲが立つ!ほどに濃い!一乗寺「極鶏」。

2020-09-12 20:00:00 | うまいもん
京都市内に独りで出かける用事があり、ついでに寄ったのがこちら。


言わずと知れた濃厚鶏スープで大人気のラーメン店、一乗寺の「極鶏(ごっけい)」だ。

極鶏には、思い出がある。
もう8年ほど前になるが、高校の部活の後輩がガンでこの世を去った。
通夜にOBが集まり、彼への弔いとして一同でこの極鶏の鶏だくラーメンを献杯したのだった。
自分より若い人に先立たれるというのは、ものすごくつらいものである。

あれから8年。
今日は、22人が店外で行列。

ようやく店内に案内され、食券購入。

今日も粉唐辛子たっぷりの「赤だく」に卵かけごはんのセットでキマリだ。

店内でさらに立って待つのはもどかしいものだが、席に案内されるとすぐに卵かけごはんセットが。

赤だく、着丼。

コレです、コレコレ。
あの「天下一品」をも遥かに超える粘度のドロドロスープに、たっぷりの粉唐辛子。

レンゲを立ててみる(笑)。


箸を上げてみる。


箸を突っ込んでみて驚くのだが、ここは麺を投入して一度スープで回してほぐす、いわゆる麺回しをやっていない。
スープと麺が、丼の中でまだ分離している。
麺回しが出来ないほどにスープが濃い表れだろう。
従って、食べる段になって初めて麺にスープがからむのである。

8年ぶりの、極鶏との再会。
ウマい!ウマい!ウマぁぁぁいっ!
鶏の濃厚な旨味がドン!と押し寄せてきて、豚骨ではないので臭みもしつこくもない。
コレは、もはやラーメンではない。

これほど夢中になって麺を食べ尽くしたのは、いつ以来だろうか。
ここで、残りスープにごはん、卵、それに少しトッピングで付いてくるツナを載せ、卓上の卵かけごはんタレを回しかける。

鶏親子の共演によるリゾット。

…ウマい。
ウマすぎて、泣く(笑)…