気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

盆香合の後は4畳半花月で

2016-07-01 00:19:02 | お稽古
七月は七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝す風習から、
文月(ふづき、ふみづき)、ふみひろげづき(文披月)
そして、たなばたづき(七夕月)、ななよづき(七夜月)と
なかなか風情のある別名を用いますが、まだ梅雨が続き
九州には一刻も早い梅雨明けを期待します。
雨が降ると開花するレインリリー(雨ユリ)の呼び名もある
『サフラン擬き(もどき)』が、重く垂れこんだ雨雲に
負けじと、煌びやかに咲き出してきました。
別名はカリナタ、メキシコ原産で、観賞用に江戸時代に入り、
「サフラン」とされ、後にハーブの本物のサフランが入り、
『サフランモドキ(サフラン擬き)』に改名されました。
 
『梅雨開けを祈るがごときサフラン擬き』
『梅雨稽古奥の深さよサフラン擬き』
               愚句

一昨日の出稽古は、『盆香合』と『四畳半花月』に、
盆香合は、由緒ある物、拝領物を使う場合、
現代であれば恩師からのいただき物など、
特別な香合を使う場合、炭斗に組まず、
盆にのせて持ち出す扱いです。
いつもの初炭と違い、きっちりするという事なのか
水次があります。もしお茶事でするのであれば
座掃き、風炉の清めなど丁寧な扱いとなるようです。
四畳半花月は平花月の式に準じますが、
最初の繰り上げがなく、
仮座の亭主のみが立って初花のあとに入ります。
座替わりの際は亭主と正客のみが元の座に戻ります。
そのため次客、三客、四客は、
お扇子が入れ替わってしまう事が多々あります。
気を付けて下さいね。
『擬き』では嫌ですから、精進あるのみです。

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