霞か雲か、はたまた黄砂か花粉か
四月はかすんだ日が多く、マスクも手放せなかったですね
今日は「昭和の日」、そんな四月も明日迄
ゴールデンウィークが始まりました。
若草山から西を望めば霞む奈良市内と生駒山系
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先日4月19日に100歳を迎えられた裏千家の大宗匠
日本の波乱万丈な時代を過ごされ
日本の波乱万丈な時代を過ごされ
今なお精力的に活動される姿
一盌に込める想いにはいつも頭が下がります
淡交タイムス4月号の「道具とは」の一説はとても心に響き
茶道具は茶の道の「具」であり、神仏からいただいているもの
しっかりと手入れし、育てていかなければ・・・・・
比にならない私の道具ですが、縁あり我が手にきたもの
責任と使命を持って大切にしなければと
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炉の時だけの七事式「廻り炭之式」をなんとか今年もできました
茶の湯では利休百首にもあるように火相湯相をとても大切にします
炭がほどよくおき、湯が適度に煮えている事が
美味しいお茶の必須条件
その為には炭手前が大切になってきます
「廻り炭之式」は炭手前の修練の式
無学宗衍和尚の偈頌
「端的底看聻(たんてきていにしゃくをみよ)」
「聻」とは、人の死後になる鬼が更に死んでなるもの。
人が死を恐れるように鬼は聻を恐れる
鬼が恐れるほど良く熾る炭を端的に置く修練をせよ????
そんな意味があるのですかね
利休百首の中で炭をおく事に関する歌は
24;炭置くはたとへ習いにそむくとも湯のよくたぎる炭は炭なり
25;客になり炭つぐならばそのたびに薫物などはくべぬものなり
26;炭つがば五徳はさむな十文字縁をきらすな釣り合をみよ
なるほどとおもいますよね
「廻り炭之式」は簡単にいうと
初炭と後炭の間に全員で順に炭をつぐ手前
火箸の扱い方、炉中の整い方、炭のつぎ方
初炭、後炭の手前も習得でき
炭手前の上達につながる七事式です
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タツナミソウとツバキ
この5月8日から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
感染症法上2類から5類へと移行し、緩和されますね。
まだまだマスク着用や換気など、現行のお稽古対策で対応し
今後の様子を見て、緩和は検討しなければと思っています