気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

梅雨明けで土用にかけ忙しい

2023-07-23 16:51:07 | お稽古
梅雨明け(したとみられる)は嬉しい
今年は7月19日、平年より一日遅く、昨年より3日早い
気温は高くても日陰に入ると涼しい
梅雨前線が太平洋へと南下し、北の高気圧に覆われたからか
   7/20
    👆若草山    👆御蓋山 👆高円山  

しかし やらなくってはいけない事が
梅の土用干し
炉灰は篩にかけて桶に入ったまま
湿し灰作りをしなければ・・・・・

さて七月に入り「名水点」
       「洗い茶巾」
       「葉蓋」と・・・夏のお稽古を

   軸は「瀧直下三千丈
   

   半夏生、八重の木槿を宗全籠に
   

   主菓子は「鵲の橋
中国の七夕伝説では、織姫と彦星を七夕の日に逢わせるため
たくさんのかささぎが翼を連ねて橋を作ったとされ
天の川をさす言葉から
   

   「観世水・かんぜみず」
水が渦巻いている様子を描く流水文様の1つ
由来は能楽の流派「観世流」の観世太夫が定式文様として使用したことから
   

文月も残り一週間ほど、祇園さんも24日の後祭の山鉾巡行
24日・25日と大阪の天満宮「天神祭 」と関西は賑わいます

浮かれてばかりでは・・・気を引き締めて
八月にかけては「茶箱」のお稽古をしたいと思います

文月のお稽古は名水点

2023-07-17 19:58:36 | お稽古
文月に入り、1日から京都では祇園さんの吉符入り
長刀鉾町お千度、くじ取り式と祇園祭りの行事が続き
今日17日は厳しい暑さの中、前祭の山鉾巡行が行われ  
   2014.7.17

明日からの後祭山・鉾建てそして24日9時半から山鉾巡行
31日(月)の10時から八坂神社境内、疫神社夏越祭
祇園さんも終わることに

各地より人々が沢山集まり夏の華々しいイベントである祇園祭は
平安時代に始まり、京の都で流行した疫病で死んでいった人々の
怨霊を鎮めるための「御霊会」
人々の思いや願いが込められ、知恵を集め、地域社会が一体となり
とり行われる事が長い歴史を生み出し、明るい未来に繋がる
これが沢山の人々を引き寄せる祭りと定着してきたのでしょうか

大和(倭) の国奈良でも
「大神神社」と摂社「狭井神社」では
    

4月18日「鎮花祭」という疫病平癒のお祭があり
「大宝律令」701年に国家の祭祀として定められており
その起源は、崇神天皇の時代(古墳時代)
国が滅びるほどの疫病が流行り始まったと言われ
それ以来続く由緒あるものです
それにまつわる
狭井神社は三輪山へ登拝口(受付は午前中)に位置し
  
  
「薬水」と称す、太古の昔より万病に効くと伝えられている
霊験あらたかな御神水も拝殿左後方から頂けます
初旬にこの薬水をいただきに行ってまいりました
  
 
  

この薬水での名水点
社中の皆さんにいただいてもらい
コロナが燻る暑い夏を乗り越えましょうとの思いです

15日のお稽古も名水点をいたしました

花は木槿、藪茗荷、縞葦を宗全籠に 
  

主菓子は「蕨饅頭」を用意いたしました
  

薬水が無くならないうちに名水点のお稽古をしましょうね