気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「飯後の茶事後座」夜学の蓋置で

2018-06-30 17:31:50 | お茶会・お茶事


茶事のクライマックスの後座、
三時過ぎに銅鑼がなり響き、席入りです。
  

濃茶も順調に進み、
いよいよお茶事水谷デビュー「〇ちゃん」。
お客様は、何度か経験しておりますが、
皆様の前でのお点前は、初めてです。
頭の回転が速いだけにお点前も・・・
超特急でしたが、気持ちの良いお点前でした。

お運びも片付けも一生懸命に、その姿に
私が嬉しかっただけではなく、ご本人も
「めちゃくちゃ楽しかった」との言葉に
天にも昇る心地です。
 

彼女は、高校三年生
きっと夜遅くまで勉強をされているのではとの親心??
夜学の蓋置』がぴったりと思い、使っていただきました。

*夜学の蓋置とは、新版・茶道大辞典(淡交社)によれば
”夜学をする際、机上を照らす灯明の火皿の台を転用したもの。
 灯台ともいう。 甕形の四方に火灯窓のような透かしがある。
 青磁や古銅が多い”と

なお今回の夜学は萩焼です。

当日は、夏至、初候『乃東枯(なつかれくさかるる)』にあたり
日の昼が長いこの候は、
午後からの「飯後の茶事」に良い時期だと思われますね。

飯後の茶事、初炭は蛍狩

2018-06-28 21:02:19 | お茶会・お茶事

悲しいことに今年は、蛍狩に行けていません。
二月堂眼下の小川に飛ぶ大仏蛍は、
どうなのでしょう?
お稽古にお見えの皆様も「蛍見ていません」という方がポツポツ
そこで炭斗は蛍籠、香合は蛍にして
初炭で蛍狩を愉しんでいただけたらと・・・
  
初炭手前が終わり、菓子椀を持ち出し
初座も終盤です。
蛍狩どうだったでしょうか?
反応は????

夏越しの茶事、「水無月」は大好評

2018-06-27 08:52:11 | お茶会・お茶事

夏越しの茶事前夜に葛粉99%、蕨粉1%の本葛粉で
美味しく!、できますようにと作った
水無月」は大成功で、ほっと、してます。

「夏越しの祓い」をしていただけるように
小豆の蜜煮もたっぷり載せて
菓子椀でお出ししたのも新鮮で、
喜んでもらえたようです。


昨年は、上新粉100gに葛粉16g、ういろうの食感でしたが、
本葛粉ではプルンと劇的に変わり、さらに
前回の試作時はレシピ通りでは甘すぎ・・・
お砂糖の量目を四分の一減らしたのが、大成功かな

 *キッチンでつくる茶席の和菓子、金塚春子 p47-49



今日は飯後の茶事

2018-06-24 23:37:58 | お茶会・お茶事

朝、目が覚めると晴天。ヤッタ-!
その上、連日の雨で庭は、しっとりいい感じです。
外回りの掃除をして蹲も綺麗にしました。
飯後の茶事で2時席入りなので朝から
ゆったり、じっくり準備して
朝食をとり、台所の準備にかかる
10時頃、お水や当番の方がいらっしゃって
今日の吸い物、八寸の打ち合わせ
鰻の棒寿司にタピオカと湯葉の吸い物
湯葉の上に三角に切ったタピオカ、これは、私の発案
以外に美味しいと好評でした。
それに蛇の目キュウリを添えて
〇△□です。
梅肉、松の実、青柚子、出汁を注げば完成。


たれをつけ5分ほど蒸した鰻に
実山椒の醤油煮をばらまき
酢飯を棒にしてのせラップで巻き
巻きすで整えたら出来上がりです。
冥加と芋茎の酢漬けを添えました。

今日はここまでお休みなさい。

飯後の茶事二日前

2018-06-22 23:03:58 | お稽古

昨日は夏至、朝はどんより曇り空でしたが、
仕事帰りには、すっかり晴れて
長い昼を満喫できましたが、
夜が一番短い日のせいか
ベッドに入って飯後の茶事の事を
色々考えていたらあっという間に朝になりました。
私にとっては、一年で一番短い夜でした。
今朝、ヨ-ガをしながらも
シャバ-サナに入る前から屍になりそうでしたが、
明後日の茶事向けて
買い物、水谷の整理、庭の掃除、
献立の作成、部屋のしつらえ、
「なつかれくさかるる」長い昼を
楽しみました。

そろそろお休みします。
『合歓の木』はもう寝ているのでしょうね。

茶盌「忘れ傘」

2018-06-21 20:43:05 | お稽古
近畿地方は、芒種に梅雨入りとなり
お気に入りの透明傘を使う日が続きます。
傘といえば、淡交テキストに載っていた
フランスの茶碗 銘「忘れ傘」
これによく似た茶碗を持っています。
写真を撮って並べてみると
ちょっと違うかしらね。

大和郡山菊屋本店近くの骨董屋でずいぶん前になりますが、
気に入って買った 赤膚山「正柏」の印が入った飴色の茶盌。
梅雨のお稽古茶事で銘を拝借して「忘れ傘」で
雨を楽しむ取り合わせの一つにしたいと思いますが‥‥

「忘れ傘」というのは、京都東山にある知恩院の御影堂の軒裏に
今も置かれている一本の傘、当時の名工左甚五郎が魔除けの為
置いて行ったという「左甚五郎の忘れ傘」色々説はあるそうですが、
一番信憑性ありそうです。
100年ぶりの大修理で傘をどうするかと議論されたらしいですが、
老朽化が激しい為、さわらないでそっとそのまま置いて置く事になったようです。
傘以外にも、明治時代の工具6点発見されたそうですよ
大工が置きわすれたか、工事中に落としたままなのか?ですね
昔の人の吐息を感じるお話で「忘れ傘」いいですね。




浮島って和菓子?

2018-06-19 08:42:27 | 主菓子とお干菓子
昨日、7時58分大きな揺れが、
ここは、震度4で何一つ倒れるものは、なかったですが
大阪北の方では、大変な被害が・・・
災害は忘れた頃にやってくるって本当ですね。

一昨日お稽古が終わって、
缶に残った少量のお抹茶、
薄器に入れるには、ちょっと少ないし
新しい抹茶と一緒に混ぜたくないと思い
家族に振る舞い、まだ残っていたので
抹茶の浮島を作りました。
卵色と濃い緑の浮島ができました。

早速今日のお稽古でお出しすると
美味しいです。と言ってくださいましたが、
「これは和菓子ですか」
と質問を受け
「和菓子教室で習ったお菓子ですし、
白餡と米粉と卵で作ったので、
正真正銘の和菓子です」
とお答えすると
「なんというお菓子ですか」
「浮島ですよ」
名前の由来は、蒸しあがった様子が
水面に浮かび上がった浮島のように
見えるところからだそうです。
別名「蒸しカステラ」ともいわれますが、
材料と作り方に差があり、あんこ好きには・・・

私も初めて食べた時その美味しさに
感激しました。蒸しケ-キみたいけど
どっしり、しっとりしていて
軽やかで、甘すぎず、餡の味もしっかりして・・・


浮島だけに、どんな地震がきても大丈夫そうですね。

風折烏帽子香合で初炭手前

2018-06-17 22:52:29 | お稽古
梅雨の晴れ間の今日は、朝から爽やかな風が吹いています。
この風は台風のせいでしょうか?
何年か前に縁があり手元にやってきた烏帽子香合
烏帽子の事は、何も知らず、どちらが正面かもわからず
使っていましたが、最近やっとわかりました。
鵜匠が被る風折烏帽子です。

5月から長良川、宇治川などで鵜飼が始まっています。
早速今日のお稽古で使ってみました。



嘉祥の日のお稽古

2018-06-16 21:30:33 | 主菓子とお干菓子
今日は、五月晴れ、嘉祥の日(和菓子の日)です。
6月16日に16個の菓子や餅を神に供えて
お下がりを食べると疫病を払うとされるそうです。

朝から自宅稽古でしたので紫陽花金団を作って
神様に供え、お下がりを
お稽古でいただきました。
嘉祥の日にお稽古にいらっしゃった
ラッキ-な方
病知らずの一年になりますように。

本葛水無月に挑戦

2018-06-13 18:01:05 | 主菓子とお干菓子
今月は、お稽古茶事として飯後の茶事をいたします。


中学生からお稽古始めた〇〇ちゃん
学校の行事にも、運動クラブにも積極的で、
その上お茶が大好きで、学校の隙間に
お茶のお稽古も頑張って来てくださってます。
早いものでもう高三、大学受験です。
7月からは、お稽古をお休みされます。
お休み前に是非お点前披露をしましょう。


主菓子は、夏越しの祓に「水無月」を
小豆の蜜煮を作り、本葛で挑戦しましょう。
本番前に作ってみました。ちょっと甘すぎるかな?
孫三人と夫に試食してもらったら、皆美味しいと
大事そうに食べてくれました。
さて もう一つ問題が、葛菓子は、冷蔵保存できません。
蒸し暑い季節なので室温に置いておくのも心配です。
やはり当日朝から作らなければいけないかなと
思っていたのですが、なんとワインク-ラ-14度で
24時間保存で美味しくいただけました。
水無月の課題は、何とかクリア-できそうです。