「桜始開・さくらはじめてひらく」頃、
奈良でも桜の花が咲き始め あっちこっちに桜の木があったと気がつき
『日本は入り口から桜かな』と言う一茶の俳句が・・・
コロナ騒動で『不要不急の外出禁止』などの声がテレビから聞こえ
暗い気持ちになりがちですが、桜が咲きだすと心が明るくなりませんか。
お花見の季節の到来!、でも今年はシートを使った花見は禁止!
これだけは守らなくては。
お稽古の軸は、『頭上満々』桜の画賛で、
花は竹の花入れに『貝母』と優しい桜色の椿『春風』を。
主菓子は『牡丹餅』、自家製の餡、甘さも控えめで小豆の香りが・・・
上手に炊けていますと言葉を頂きました。
稽古にいらっしゃった方が選んだ薄器は『堆朱雪吹』
これは、天地同じように堆朱で面取りしてあり、
天地も分からぬほどの吹雪の意味です。
漢字は雪吹雪、花吹雪の「吹雪」ではなく「雪吹」と逆に書かれる。
これも天地わからぬという遊び心?
茶道具って面白い。
水指は、1960年代、旧西ドイツで操業していた
陶器ブランド"BAY Keramik / ベイ・ケラミックのもので、
フラワ-ポットとして作られたものでしょうか?
たっぷり入って使いやすいですので、お稽古にいつも使っている。