気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

長月・お稽古日記と湿し灰

2024-09-12 23:00:08 | お稽古
 
ノロノロなうえ迷走した台風10号(サンサン)
奈良では気をもたせるだけで
あっけなく過ぎ去りました

被害の大きかった地域の皆様には
心よりお見舞い申し上げます

そんな八月も終わり九月になり
残暑厳しく、真夏に逆戻りしたかのような
猛暑日の天候が続きましたので

ぎっくり腰と天気不順も重なり
先延ばしなっていた
湿し灰』作りを
今年は無理をしないで三日かけて
下記のように行いました

【一日目】灰を熱々の美味しいほうじ茶で洗いあく抜き
     灰汁を綺麗に取った後は、静置

【二日目】天日干し

     二回篩(大・中)にかけ

     3時頃には日が傾き回収
    
【三日目】天日干し、三回目篩(小)にかけ完成

とっても良い湿し灰ができましたので
炉の炭手前が待ち遠しいです

お疲れ様とおもいきや、まだまだ片付けが・・・・
兎にも角にも湿し灰作り、今年もできて良かった


さて八月は「茶箱」のお稽古
紐結びが心もとない事に気が付き
九月のお稽古は長緒・大津袋から始めましょうね

長緒とは
 平たく口の広い茶入れが大海
 平たく口が小さく肩が目立つものは内海
 このように胴の平たい茶入れは長緒のついた仕覆に入れます

大津袋とは
 包み帛紗と同様に棗を濃茶器として用いる
 大津袋は紫縮緬と決まっており、この袋は
 利休居士の妻宗恩が大津米の米袋から
 考案されたといわれて大津袋の名があります

どちらも風炉の時は風炉の中終いがあります

今月の主菓子も頑張ってつくりました
  『大風』
  (漉し餡に紅あずま餡)
  大風

  『撫子の錦玉』
  (赤はラズベリ-です)
  撫子の錦玉

  『秋空金団』
  (水色に色付けた白餡とゆり根餡)
  秋空金団

  『こぼれ萩』
  (黄緑の求肥で漉し餡を包みドライフル-ツを刻んで)
  こぼれ萩

  『着せ綿』
  (ピンクに色付けた白餡にゆり根の真綿)
  着せ綿

最後に花、庭は緑でいっぱい、雑草も
かきわけ花を探せば蚊が
猛暑と残暑で水遣りも大変です

これといった花は「木槿・ムクゲ」だけ
この季節には木槿はありがたい花ですね
 蓼・風船蔓・宗旦木槿(紫・白)萩
  

 吾亦紅・蓼・ミソハギ・宗旦木槿(紫・白)
  

 桜蓼・西洋藤袴・萩・宗旦木槿(紫・白)
  

重陽も過ぎ、17日は仲秋の名月
そして秋のお彼岸へと、暦は進みます


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