気軽に茶道をしてます。

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お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

マリス・ヤンソンス死す

2019-12-02 19:23:25 | 音楽
訃報が届きました。
ラトビア出身の世界的指揮者『マリス・ヤンソンス』さん76歳が
11月30日、サンクトペテルブルクの自宅で死去された。数年来
心臓の病気で活動を制限され、今年10月末にシェフを務める
バイエルン放送響で復帰されたが、続かず、11月のニューヨーク
のカーネギーも1回だけで降板、その後噂で転倒してアキレス腱を
切られたとかで、28日から5回のウィーンフィル定期も降板され
心配していた矢先のこと。


大指揮者のアルビド・ヤンソンスを父に、レニングラード音楽院に
学び、カラヤンに師事され、70年代にレニングラード・フィルの
副指揮者として巨匠ムラビンスキーの助手を務められた。
オスロ・フィルを経て2003年にバイエルン放送交響楽団、2004年に
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)の首席指揮者に就任。
二つの名門をシェフとして率いつつ、日本には交互で毎年のように
来日されていた。2015年シーズンでRCOは退任されたが、
楽団員との「信頼」を重視して個性を引き出す姿勢を貫かれており、
あのウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの指揮も3回務め
られていた。

初めての聞かせて頂いたのはRCOのシェフとして初来日の2004年11月
13日の京都コンサートホールでのチャイコフスキー交響曲6番『悲愴』
毎年のように来日されれば富山までも、そして一度だけアムステルダム
の本拠地までにも。
最後は2016年11月23日、西宮・兵庫県立芸術文化センターでバイエルン
放送響でのマーラーが完結させた最後の交響曲、第9番ニ長調で、
終楽章は 「死に絶えるように」ゆっくりと静かに締めくくられた。
最後にもう一度だけ舞台に顔を見せて頂いたのが・・・。

                     ジャパンアーツより


白い花の椿の花言葉は「完全なる美しさ」「至上の愛らしさ」。
マリスヤンソンスに捧げます。

バイエルン放送交響楽団の1日の死を悼む声明は、「仲間を大切にし、
音楽にすべてをささげる姿勢を決して忘れることはない
」と。