気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

処暑のお稽古

2020-08-30 00:11:35 | お稽古
処暑に入ったのに毎日暑い日が続きますが
皆様お元気におすごしでしょうか?
72候でいうと『天地始粛(てんちはじめてさむし)』の頃
天地の暑さがようやくおさまり始める頃だと
きっと暑さももうすぐ収まり爽やかな風が吹く季節に・・・
それなのに奈良は台風8号の影響で、残暑厳しい。
今日もお稽古が始まる10時には30度を越える真夏日、
そして帰られた一時前には35.9度とまたもや猛暑日に。

そんなお稽古のお菓子は『わらび饅頭』、
朝から一生懸命練りました。
(申し訳ありませんが写真を撮るのを忘れ、残りで形が・・・)

どんな銘をつけましょう
昨年は『飛鳥の里』と
今年は『平城山(ならやま)』と
いかがでしょうか?

わらび粉を使ったお菓子を今年初めてお出しすると
”美味しい”と喜んでいただけました。嬉しいこと。

軸は『瀧直下三千丈
      

涼風が吹きくるように・・・との願いで

暑さのせいか庭の花も淋しく
藪ミョウガ、木槿、萩を鮎籠に
      

今日のお稽古は『荘物』の中の
『茶碗荘』『茶入荘』『茶筅荘』をいたしました。

茶筅荘を除き、茶事では初座の床にそれぞれの道具を荘り、
後座では水指を据え、蓋の上に茶巾、茶筅、茶杓をのせ
水指前に道具を荘り、後は建水を運びお点前開始。

次回の点前は何に・・・COVID-19で自粛中を思えば、
お稽古を考える幸せをかみ締めております。


残暑お見舞い申し上げます。                                葉月は『水牡丹』『葛饅頭』

2020-08-14 21:42:05 | 主菓子とお干菓子
コロナに負けず、夏の暑さにも負けず
お稽古に来てくださり、ありがたい事です。
段々皆さん私のように茶道にはまって・・・
嬉しいですね。
私も頑張らなくってはと思う今日この頃です
皆さん健康に留意しコロナの暑い葉月を乗り越えましょうね。

夏には葛のお菓子が美味しい!
でも葛は保存ができません。
時間が経つと、冷蔵庫に入れても透明感がなくなり
ぼそぼそになります。
それで
どうしてもお稽古当日に作らないといけません。

今月は早起きして朝から葛を練り
『葛饅頭』、『水牡丹』を作っています。

それが餡がはみ出たり、
餡が柔らか過ぎたり
一つ分の葛の量がが難しく、
大きさがバラバラなど
色々ありますが、
やはり主役の葛が光ります。

葛は吉野本葛、井上「天極堂さんの
飛鳥彩瑠璃の丘テラスで
金賞受賞の寒晒・古稀もあるのですが・・・
吉野本葛〔固形〕5kgを購入すれば・・・

”美味しい”と言ってもらえ
ほっと胸をなぜ下しています。

今年も頑張りました「湿し灰」作り

2020-08-13 20:25:50 | お稽古
今年は、7月雨雨雨、土用に入っても雨雨、
7月31日やっと奈良県も梅雨明けでしたが・・・
色々と用事が入りなかなか日程が取れず、
土用も過ぎ、8月7日には立秋・・・お盆前の
11日に我が家もやっと湿し灰作りをする事ができました。

立秋に入ってから猛暑日が続き、さらに熱帯夜の毎日
10日には最高気温が38℃、当日11日の最低気温が27.6℃を
示す蒸し暑い朝、7時過ぎから準備をはじめました。
段ボールの上に茣蓙(ゴザ)を敷いて
美味しいほうじ茶を沸かし熱々を
8時半頃、樽の灰に注ぎ混ぜると
      

ブクブク泡(灰汁)が浮いてきて
     

あくとりで掬い上澄みを捨て
ダンボ-ルの上に敷いた茣蓙の上に広げ
乾かします。
      

この日の最高気温は37.3℃まで上がりました。
      9時

じりじりとした太陽に照らされ灰は順調に乾いて
      11時

ここで新しく沸かしたほうじ茶をジョウロで掛けます。
      11時半

手揉み→篩粗目→篩中目と篩にかけ
      12時50分
           ↓     ↓
      13時20分

灰は太陽に照らされ幸せそうですが、
日焼け完全防備の私はへとへと・・・・・
      

もうダメ!たすけて!
長靴もゴム手も汗の瀧
着ているものもぐっしょり、家に入る度に着替えて・・・・・

陽が陰れば移動させなければと大変
     14時半

出来上がりを見て満足満足
     16時

片付けを終え約十時間、酷暑の夏の恒例行事も無事終わり、
これで安心して開炉を迎えることが・・・・
炉のお稽古が楽しみですね。