四月の声を聴き急に暖かくなり
桜も咲き始めれば
急に夏の気配が感じられるほど
暖かい
炉の炭火は暑苦しいほど
そろそろ透木にと
透木も釣り釜と同様、五徳がいらないため
釣り釜の後に続く釜としては最良です
→
透木の用材はといえば
利休好みが朴
宗旦好みが桐
竺叟好みが桜
円能斎好みが梅
炭火を覆う為に羽釜を使用するので
火のおこりが悪くなる
空気が遮断されないように透木を用いる
庭の「利休梅」
先月28日の「利休忌」にはまだ蕾
桜と同様に花が膨らみ
一輪二輪と咲きだしました
「金魚葉椿」とともに花入れへ
花入れは真「鶴首」、敷板は矢筈
4月最初のお稽古は『行之行』
軸は『華』東大寺上司海雲さんの書
確か今年のお水取りの『和上』が
上司永照執事長
海雲さんの孫に当たる方
一番下の『権処世界』が
上司永観さんで
海雲さんのひ孫にあたる方
繋がっていますね
お水取り今年で1273回
続いたのもうなづけます
今月に入ってお菓子は
【菜種金団】;紅さつま餡の黄色です
【桜上庸】;去年の八重桜の塩漬けを
古今和歌集所収の素性法師が詠んだ歌
『見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける』
【都の春金団】
かなり遅くなりましたが、4月1日にツクシ摘み
栄養失調の土筆ばかり
この土筆摘みは楽しい
でも土筆の袴取りは嫌い
袴を取り、水に漬け、沸騰した湯に酢と塩少量入れ軽く湯掻き・・・
今年も「土筆の砂糖漬け」の出来上がり
ほろ苦さは春の味覚ですね
美味しいと申されれば、御裾分けを
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