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茶事は急遽中止となりましたが
第五波コロナ禍の中も引き続いて
手洗い、マスク、換気、人数に気遣いながら
お稽古を楽しんでいます
9月は『重陽の節句』『お彼岸』『中秋』『秋分』
『シルバ-ウイ-ク』にと、色々盛り沢山の長月です
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今月の主菓子は
『重陽』と名付けた白菊金団、これはゆり根と安納芋で
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『着せ綿』は紫芋の花弁に、真綿はゆり根でと
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葛餅の『初雁』は黒糖と白小豆納豆を使って
因みにピンク色は信玄桃、翡翠色はキウイフルーツ
夏~秋の移り替わりを三種の御菓子で
お彼岸には月並みですが『お萩』を
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今月のお稽古は『長板二つ置き』『長板総荘り』です
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「長板」は
点茶の式法の根本である台子を基本として作られたといわれ
風炉用は長さ二尺八寸、幅一尺二寸
炉用は長さ二尺四寸、幅一尺
大小二種類あります
なお長板は小間や小間据えには用いず
逆勝手にも使いません
「二つ置き」は
道具の準備も点前も通常と変わらない
「総荘り」は
風炉釜・水指・杓立・建水・蓋置の五具を荘り
杓立には差通しの柄杓、
向うに飾り火箸を立てておきます
総荘りは台子に繋がるお点前ですので上を目指して
しっかりお稽古しましょうね