東の春日奥山を眺めれば一気に「山笑う」
中国北宋の山水画家「郭煕・かくき」が画論『臥遊録』 に
生き生きとして明るい春の山を擬人的に言い表し
「春山淡冶 (たんや) として笑うが如し」からで
それに続き、それぞれの季節の山を表現する言葉が生まれたとされる
「夏山蒼翠(そうすい)にして滴るが如し・・・・「山滴る(夏)」
秋山明浄にして粧うが如く・・・・・・・・「山粧う(秋)」
冬山惨淡(さんたん)として眠るが如し」・・・・「山眠る(冬)」
残り少なくなった四月最後のお稽古は
五人揃うので花月を
せっかくの透木釜の季節
まずは炭付き花月をと考えている
この花月、四月に入って二回目になります
先日の一回目は『廻り炭』『濃茶付花月』と
予定をしていたのですが・・・
あまりに久しぶりの花月に
まずは〝平花月をいたしましょう"
と始めましたが、スム-ズにいかず
もう一度、もう一度と三回の平花月で
お稽古は終わってしまった
そして四月最後のお稽古日も
五人揃うことができましたので今度こそ
『炭付き花月』 『平花月』 『濃茶付花月』
と出来たらよろしいのですが
今度参加できる方、集中して頑張りましょうね
さて今日のお稽古の主菓子は『桜上庸』
前回は『都の春』、中に一休寺納豆が
お干菓子は『土筆』『シマエナガ』『琥珀糖』
お花はというと
我が家の椿、最後の一輪が咲き終わり剪定し
一足早く風炉の花になってしまいました
うっすらと色ずくシラン・白花紫蘭?と「ハナイカダ・花筏」
「ホウチャクソウ・宝鐸草」と「クロロウバイ・黒蠟梅」
「コデマリ」と「ホウチャクソウ・宝鐸草」
初夏のような暖かさで、庭の花は一気に咲いて終わりそう
これでは今後の茶花に苦労します
オオヤマレンゲに小さな蕾をみつけ、救世主現る?