新しい事を始めるのであれば
年の初めの一月?
年度初めの四月?
旧正月の二月?
志があればいつでもいいのではと思い
二月から「裏千家歴代好茶杓」を出して
お稽古に使う事にいたしました
と言うのも
いつもお稽古では茶杓の作は
『坐忘斎お家元』『鵬雲斎大宗匠』
と少々マンネリ化してますので
それぞれ歴代好茶杓から選び
銘を考えていただく事にしてみました
裏千家の系譜のお勉強にもなります
今までお稽古で使われた茶杓は
『利休』『宗旦』『一燈』『円能斎』『淡々斎』『認得斎』
と茶杓一本からそれぞれ話が膨らみます
・・・・・成功!
さて、現在茶杓の銘は、茶事茶会の取り合わせの
重要な要(かなめ)となっており、日頃のお稽古でも
季節、風流、禅語など考え銘をつけて
遊び(自己表現)ますが最初から銘というものが
あったわけではないそうです
桃山から江戸にかけて生きた千宗旦、小堀遠州の頃から
ほとんどの茶杓に銘がつけられるようになったようで
千利休の茶杓は無銘か贈り銘がほとんどですが
茶杓に筒を添え銘らしきものを書き始めたのは
やはり利休の頃からのようです
『下萌え上庸』作ってみました
餡は「漉し餡」と緑の「ゆり根餡」を2層にし
皮は白、抹茶を頭に一滴
美味しいと褒めていただきました
有難いこと、作り甲斐がありますね。
「ゆり根餡」が残り少ないのに気がつき
買い置きの「ユリ根」を、おが屑から出し
洗いながら「鱗茎」を外し、丁寧に洗います
更にまだ残った汚いところは包丁で取り除き
沸騰させた蜜にいれ、串が通るまで炊き
一晩おいて
ゆり根のみフードプロセッサ―にかけ
小分けして冷凍保存・・・・・疲れた!
結構面倒な作業になります
どのような和菓子に変身するのでしょう
お楽しみに