社会はコロナの中『go to キャンペーン』でひそやかに動き出し
明るい兆しが・・・と信じたい
それでも10月1日の「観月茶会」薬師寺さんは
やはり中止、寂しいですね。唐招提寺はどうなるのでしょう?
菊月の主菓子は『着せ綿』

これは「重陽」の前夜、つまり9月8日の夜、
菊の花を真綿で覆って夜露と香りを移しとり、
翌朝、その綿で体や顔を拭うというもので
そうすれば老いが去り、長寿を保つという・・・・
菊の花を真綿で覆って夜露と香りを移しとり、
翌朝、その綿で体や顔を拭うというもので
そうすれば老いが去り、長寿を保つという・・・・
9月9日が「重陽の節句」ですが、菊は毎年固い蕾で
花の露など一滴も取る事はできません
やはり日本の気候と対応するのは陰暦なのですね。
陰暦でいうと今年は「10月25日」が重陽の節句となります
その頃には我が家の小さな庭にも菊が咲き乱れ露を
いただく事ができるでしょうね
それでも今年も『着せ綿』は9月に・・・

軸は円相 

〇の後には、無物堪比倫 教我如何說 と記され
〇は 吾心似秋月 碧潭清皎潔 「寒山詩集」より
詠み) 吾が心秋月に似たり
碧潭(へきたん)清くして皎潔(こうけつ)たり
物の比倫に堪える無し、
我をして如何ぞ説かしめん
意味)私の心は、秋の夜空に輝く明月が、済みきった緑深い淵の底まで
照らしながら明るく清らかに輝くのに似ている。
この清浄無垢な心に比べることのできるものは、どこにも無い。
それについては、私はどのような方法によっても説明できない。
(淡交社:充実茶掛けの禅語辞典より)
コロナ禍ですが、ソーシャルディスタンスを取り、月見は如何。