気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

慌ただしく過ぎた文月

2022-07-29 18:28:49 | お稽古
文月」とは
書道の上達を祈って、短冊に歌や願い事などを書く
七夕の行事にちなんだ呼び方だといわれていますが

今年の文月は暑かったり、涼しくなったり
あっという間に梅雨が上がったと思えば
又梅雨のような日が戻ってきたり目まぐるしい天気が続き
気持ちが落ち着かないうちに文月も終わりそう
   7/23
   JR奈良線から大宮通りから若草山を望む
   
COVID-19感染症7波の事もありますが
夏の土用に入って最高に暑い日が続いている
この時こそはと、赤紫蘇漬にしていた「梅の土用干し
   
   
そういえば、記事『2022年・炉灰の手入れと「湿し灰」』で
洗って樽に入れてほっておいた「湿し灰」二樽は・・・
思い出して良かった
いい具合に乾燥しており、スコップで崩しながらの篩がけ
 

真夏の太陽のもとでのこれまでの苦行とは大違い
日が陰り涼しくなってから
サンル-ムでの30分くらいのお仕事に

でも・・・暑い毎日なので
なかなか前に進まず、未だ篩がけが残っている

そういうわけであっというまに文月が過ぎ  
7月最後のお稽古に
5人集まりましたので、久しぶりに「花月」を
初めての方もいらっしゃるので「平花月」になる
できたら3回、少なくとも2回はしたいと思っているが
どうなりますやら

主菓子も先ほど作りました
ミントリキュ-ルと鹿の子豆の錦玉かんを
観世水の型に流し『苔清水』と
   

奈良もCOVID-19感染症7波、真っただ中です
新しいエアコンに交換したので、襖を外し大部屋でも大丈夫
空気清浄機のプラズマクラスターも2台効かせ
換気も十分にして
静かなお稽古に励みましょう

半夏生の候 半夏生の花は? お稽古は名水点

2022-07-07 21:31:32 | お稽古
夏至から数えて11日目が『半夏生
半夏(からすびじゃく・烏柄杓 )が生える頃である
からすびしゃくって?
私が思っていた半夏生とは違っており
葉は白くならないし、花も目立たないが
薬草として古い時代に中国から持ち込まれたもの
   四季の山野草より

夏至の後に開花する習性より田植えを済ませる
目安にもなっていた半夏に相応しい草として
平安時代に『半夏』と称されていたのは
『からすびしゃく』の方だったのですが
いつのまにかドクダミ科の『かたしろぐさ』が
同じ時期に開花し見栄えがよく葉が白くなったところが
半分化粧をしているように見える事から
『半夏生』としての地位にとって変わったよう

木槿が咲きだす前に白く化粧をしてくれるので
お花を入れるのに大変重宝いたします
   

この季節には釣瓶の水指に注連を張り「名水点」が
季節を問わずできるお点前ですが
やはりこの季節になると思い出す
お水が美味しい季節になります

濃茶だけのお点前ですが
注連を外して釣瓶の水指とすれば薄茶もでき
この時期は洗い茶巾、葉蓋のお点前もいいですね

花入れは「宗全籠」 
水引、宗旦むくげ、藪茗荷、撫子、シモツケ草
   

茶碗は薄茶であれば
馬たらいやガラス、露草、朝顔、ホタル
など涼しげな茶碗にて

主菓子は七夕飾り金団で