暑中お見舞い申し上げます
文月の由来は?
七夕に書物を干す行事があり
「文拡月」ふみひろげつきが転じ「文月」
又、稲の穂が実る頃という事で
「穂含月」ほふみづきが転じ「文月」と
なったなどと説があるようですが・・・
七夕に詩歌献じたり
書物を夜風に曝すという説が
私自身はいいとおもいます
七夕の行事は奈良時代に中国から伝わったもの
元々日本にはないもので
いかがなものでしょうね
7/5
近鉄奈良駅前、行基菩薩像と東向商店街七夕飾り
今月のお稽古は
「名水点」
「鶴瓶水指」
「洗い茶巾」
「葉蓋」など
夏に相応しいお点前
しかし「名水点」については
名水が手に入れば季節を問わずできると
さてお花は「せせらぎ籠」に
利休草、水引、赤祇園守り木槿を
主菓子は観世水の型に、錦玉かんを流し
道明寺粉を緑に色付けしたものと
黒豆甘納豆をポイントに
銘は「苔清水」
もう一種
求肥を水色に色付け漉し餡を包み
上に金箔を散らして
散華のようなガラスの菓子器に
銘は「天の川」
干菓子は今年の大河「光るの君」に因み
柿合わせの雪輪の菓子器に
「源氏の窓」 大津の亀屋廣房製
「撫子麩焼き」 京都塩芳軒製
去年もお稽古した夏のお点前ですが
一年経てば新鮮
暑い夏を吹き飛ばしてお稽古しましょうね