気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

立杭焼きの里で「美食台所 みやま」さんのランチを

2016-08-31 20:24:36 | グルメ
迷走台風10号、やはり大きな災害を引き起こしましたね。
お亡くなりになられた方も・・・残念でなりません。
予想を上回る雨量、自然の猛威にはなすすべがありません。
・・・・・・無念。

私たちの旅行も、急遽行き先を変更させられましたが、
何とか無難に、帰ってこれました。
感謝
でも旅行の最後の昼食は遅くなりました。
なぜなら天空の城『武田城跡』に立ち寄り、思いのほか
時間がかかり、最後お昼をどうしようかと
悩んだ結果、友達のお勧め『兵庫陶芸美術館』の2階にある
手づくりケーキと生パスタで有名な「虚空蔵」さんでの予定に、
到着したのが午後一時半、おなかはペコペコなのに
9月10日からの特別展『セラミックス・ジャパン』を控え

数日間の休業日にあたっておりました。
美術館の方に聞くと、付近のグルメのチラシを提示され
一番近い、「美食台所 みやま」さんへ。

駐車場がなく、路上駐車でOKだそうです。
もう2時近くに、おそるおそるお聞きするとOKとのこと
16席の小さなお店で、先客は3人しばらくするとお帰りに、
ランチ限定の 恵A、2,100円(税込)を注文しました。
優しそうなシェフと奥様で開店されてから21年とのことで
急いで作っていただいたようで、次のお皿が空くのを
待つかのように次から次へと、
でも、いただくのに夢中で、よく思い出せません。
和風だしのジュレの上に焼きとうもろこしとおくら
絶品お美味しさのスープ

八寸は、鴨肉、出汁巻き玉子、コンポート
小松菜シメジのお浸し?

米ナスの揚げ出しと海老が

焼きウナギを載せた出し茶づけ

デザートはババロア、イチジクのバウンドケーキともも
野イチゴのソースとクッキーが皿の縁に

最後にコーヒーを
美味しくいただきました。
兵庫陶芸美術館で10月22日からの林康夫展があり、
その時にでも再訪したいものです。

盗人萩が咲きだして

2016-08-30 00:31:35 | 季節の花々
国際名は香港にある山の名前ライオンロックから命名された
台風10号のおかげ?で、関東から旅行先が変更になりました。
先週末まではキャンセル料が発生しないので、泣く泣く
近場へと変更し、観光情報をさがしていました。
この台風、十日前には、八丈島沖から西に進むという変な動きの
台風で、30日から31日にかけ東北南部に上陸しそうですね。
変な天気で、曇ったかと思うと突然の雨がふったりし、
そして一気に晴れ渡り、まだまだ残暑厳しいですね。

先日訪れた奈良の三条通りは、外国からの方が目立ち、
ここ奈良でも、浴衣を着ておられる方も見かけます。
 
三条通りから春日山を
奈良の町も保存と開発で、行政は迷走していますね。
JR奈良駅前も、スーパーホテルが目立ち、アンバランス
フランスみたいに大胆な施策が望まれますね。
三条通りに何とか残っている、町屋ですが・・・
 
奈良からの帰り道に、遊歩道に『盗人萩(ヌスビトハギ)』の群落が

花が咲いていないか探していると、
一枝にピンク色の蝶の形をした花が。

7月になればさいていたのですが、今年初めてです。
先駆けて盗人萩が咲き忍ぶ』            
                愚句

*すみません、29日7時に予約登録です。

大和茶の起源は、空海さん?

2016-08-29 06:58:56 | 日記
土曜日に「手揉み茶体験」講座で伺い、頂いた
奈良県農業総合センター茶業振興センターのパンフレットに
大和茶の起源について記載があり、興味深く読ませてもらい
私なりに整理してみました。

中国の『茶経』を解説した『茶経詳説』と云う本に、
茶の飲用の最初の記録として
『本朝聖武帝天平元年(729年)召百人僧於内裡 而被講般若 
 第二日 有行茶之儀
”聖武天皇が宮中に100人の僧侶を召し、般若経を講読させ、
 第二日目に参列した僧侶のため、お茶を与えた”と
この時のお茶は『茶経』にも触れている輸入された「団茶」で、
茶の葉を蒸して茶臼に入れて挽き、団子のように丸く固めて保存
されており、それを削り、熱湯をかけて飲むのだそうです。

大同元年(806年)に最初に茶の種を持ち帰ったのは最澄で、
(異論もあります。)
近江の坂本に植えられ、最古の茶園「日吉茶園」に当たります。
相前後して空海も唐の徳宗皇帝より茶臼と茶の種子を拝受し、
随行した仏隆寺の開祖堅恵大徳(けんねだいとく)に与え、
奈良県宇陀市榛原区赤埴の地、寺内「苔の園」という茶園で、
大和茶の最初の栽培として伝承され、全国へ広がったと。

しかし、「宇治茶」が 登場してくるのは、ずっと後
禅宗の登場をまたねばなりません。
建久二年(1191年)の栄西さんの帰国後のことになります。
肥前背振山に植えられ、さらに京都に至り栂尾の明恵上人に
茶の実五つを柿の形をした陶器の入れて差し上げられたことが、
始めの一歩が生まれ、さらに宇治の駒蹄影園へと
つながっていきます。
1681年の虎関師錬、玄恵さん共著『異制庭訓往来』に
”我朝名山者以栂尾為第一也 仁和寺、醍醐、宇治、葉室、
 般若寺、神尾寺、是為輔佐、此外大和室尾、伊賀八島、
 伊勢八島、駿河清見、武蔵河越茶 皆是天下所皆言也”
と書かれており、茶園は全国に散在していました。
ここで、気になるのは、大和室尾との記載があり、
江戸時代の奈良宇陀市室生下笠間での茶製図に一部ですが、
大和茶の起源は、栄西さんになります・・・

時代が下がり、大和では明治14年(1881年)奈良市田原の煎茶が、
第二回内国勧業博覧会にて表彰されております。

茶の木になるのには、どれぐらいかかるのでしょうか?
種を播き、芽が生じさらに茶の樹にまで生育してからも、
茶の葉が摘めるようになるには最低五年も掛ります。
 
一度手を抜くと、茶の樹はすっかりだめになりますが・・・
現在は、すっかり宇治茶のネームバリュウに圧倒され、
宇治茶の一部として大和茶は口にされておりますね。
ガンバレ『大和茶』!

手揉み茶体験に挑戦

2016-08-28 11:32:01 | 日記
お茶といえば、静岡茶と宇治茶が二大産地ですが、実は
口にされた「宇治茶」の中に奈良県産も含まれています。
宇治茶の定義は
「京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶で京都府内業者が
府内で仕上げ加工したもので、京都府産を優先するものとする」と
宇治市内~南に宇治田原、和束、南山城そして奈良県に入り、
月ヶ瀬から宇陀まで、茶園はずっと続いております。
 ブログより
特に大和高原と言われる標高300mで生産されるお茶を、
宇治茶にブレンドされるだけではなく、「大和茶」として、
ブランド化することにより、茶農家の栽培技術の向上と
次世代の茶農家の育成に役立っております。
その最前線に、奈良県農業総合センター茶業振興センターがあり、
今回そこで開かれた『手揉み茶体験』の講座に参加しました。
99.999%は機械揉みだそうで、手揉み全国大会優勝者の煎茶は、
なんと1㎏100万円(狭山茶で2gから市販されているそうです。)
奈良の若手でもうすぐその域に達する方もおられ、ガンバレ。
完成品(3万程度と冗談?)
結論は、『見るとするとでは大違い』大変な作業でした。
手もみ茶の作業工程です。
クリックで拡大
講師は奈良手揉み茶振興会会長、久保田清徳(久保田農園主)他で
何度か手直しをしていただき、『神の手』です。

まずは、手をきれいに水洗いし、タオルで拭き
その手を、なんと茶箱に入れると、殺菌並びに消臭されます。
ブログより
会場内には職員さんが考案された『ミニ焙炉(ほいろ)』を使います。
中に電気コンロが入っており、和紙が貼られたアルミバットが
人肌の温度になっていました。
ブログより
既に蒸された茶葉(200gで完成品は40gに)は、
春の一番茶を採り、直ぐに蒸し、冷凍保存、解凍して使用する
①素ぶるい:表面の水分を取り除く作業
  両手でふわりと葉を持ち上げ、ぱらぱらと落としながら振るう
30分
②回転揉み:徐々に力を加え内部の水分を揉みだし、

③玉とき:回転揉みでできた塊をほぐす作業

②と③を繰り返し、乾燥へ(乾燥の状態がよく解かりません)
まだ不十分ということで、何回も繰り返しこと60分以上
やっと和紙に緑の色が付き、ほぼ次の工程へ

お昼を挟み、作業再開
④揉み切り:形を整えるための作業
  一方向にしか茶葉を取り扱うことで細長くなる。30分 

⑤板ずり:形を整え、光沢を出すための最終作業
  板の上に葉を寄せ優しく回転を掛けます。60分

⑥乾燥:保存がきくための作業30分
  此の時間を利用して、皆様の感想が述べられて
  みなさん一様に、大変な作業ですとのこと

やっと出来上がり、パッチに詰めて解散です。
スタッフの皆様、どうもありがとうございました。
ずっと立ち放なしで疲れました。

家に帰り、早速頂きました。
相方からは”若いおちゃやなー”と一言のみ、アーアー

洋種山牛蒡と返り咲きの紅花常磐万作で葉月最後の稽古に

2016-08-27 17:41:20 | しつらえ
昨日は、知り合いの庭では洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ)が、
白い小さな花?から実がなり始め、緑から紫、もう黒色へと熟しだし、
塀際で盛んに実を付けておりました。
その側で、通常は春に花を咲かせますが、この季節に見られるなんて
返り咲きの紅花常磐万作(ベニバナトキワマンサク)も
咲いており、両方今日のお稽古に少し分けていただきました。

玄関では紅花常磐万作の紅色が、飛天女の髪飾りと
競い合っています。
  
お稽古場の、床のしつらえです。
  
洋種山牛蒡蚤のカラフルな実を。
なお実は有毒でだそうで、いただけませんよ!
  

立礼の準備も整い

後は、来られるのを待つだけです。

葛の花に

2016-08-26 09:52:53 | 季節の花々
昨夕、やっと一雨がありました。欲を言えば
もう少し降ってくれれば涼しくなるのですが。
実は今、台風10号の動きが気になり、週初めには
日本のどこかに上陸との予想が・・・
災害なしで、早く過ぎてほしいものですが、
私にとっては、来週初めの旅行とかぶってしまい
キャンセルも考えなくてはなりません。

先日奈良市内へ行くため、駅まではいつもと違う道、
住宅地の中で計画的に残された緑地を迂回する道筋でのこと、
緑地から葛の茎が道際のフェンスまで生い茂っていました。

花が咲いていないのか、探しますが、裏の白い葉ばかり、
ふと目を上にあげると、這い上がるくずの蔓が見え、
大きな葉の脇から花茎を突き出し、下の方から咲き始め
色は淡紅色から紅色そして紫色へと変化しております。
 
茶花にと探しており、今年初めて思わぬところで
見つけることが出来ましたが、高枝鋏が必要ですね。

山葛にわりなき花の高さかな
         正岡 子規
葛はマメ科のつる性多年草で、奈良の吉野川上流の
国栖(くず、和紙の産地)が葛粉の産地であったことに由来し、
根からは風邪薬として漢方薬の葛根湯、
そして和菓子に欠かせない葛粉ができます。
またツルは、蔓を編んで花篭や古くは行李にされおり、
古来日本人の生活に深い関わりがありました。
それ故なのか
山上憶良が『万葉集』で秋の野の七草を詠んでいますね。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り
  かき数ふれば 七種の花
  芽の花 乎花(おばな)葛花 嬰麦の花
  姫部志 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」
*芽の花=萩 乎花=薄、嬰麦=撫子、
       姫部志=女郎花、朝貌=桔梗
野原で見られる花は、現在はススキぐらいですね。

山では昨年の羽黒山付近で見つけた藤袴
 
庭にあった桔梗と女郎花は枯れてしまいました。
駅の近くの花壇の桔梗です。
 
自宅の庭の萩と撫子です。
萩 撫子

早とちり

2016-08-25 14:02:20 | 日記
昨日はお稽古の一環として稽古茶事をしていただきました。
でもちょっとした失敗がありました。
待合いのお軸を、
中島来章(なかじま らいしょう)という所を
なかやまらいしょうと、
直ぐ先生から指摘があり、慌ててしまい
さらに『月と狸』を逆に『狸と月』と
ちょっとした思い違いが・・・
早とちりを招きました。
大辞林では、早合点して間違えること。

そういえば、
先日出かけようとすると玄関先にバッタが、
残暑きびしいのに、動こうともしません。
精霊飛蝗(ショウリョウバッタ)とはなから疑っておらず、
”もう、盂蘭盆は終わりましたよ”と言いたくなりました。

撮った写真を後から見てみると、ショウリョウバッタは、
もう少し大きくて、頭の様子が、
もっと反っているような気がするのです。
調べてみると、『オンブバッタ』でした。
通りで、飛ばない訳ですね。

でもオンブバッタは、野菜の大敵なんです。
最近大葉(青じそ)の葉に穴が開いていたのを思い出し、
やられたのです。駆除しなければ。
駆除しておけば、よかったんですが、
早とちりはいけませんね。

でも、自然の早とちりはないのでしょうか?
初冬の桜の狂い咲きしか思い出せませんが・・・

自然は秋に向かって進んでおりますね。
公園等の青楓も一部は、色づきはじめており
 
噴水とのコラボも

また向日葵も、
ぎっしりと種が、重たげに首をさげており、
一見すると、スズメバチの巣の様

夏祭りの雪洞が、寂しげ
夕立がありそうな空です。
早く帰らなければなりませんね。
 
向日葵の種ぎっしりと後祭り
            愚句

「打吹公園だんご」にも羽衣伝説が

2016-08-24 16:15:18 | 主菓子とお干菓子
先日の平花月の主菓子は、お母さんと一緒にお出かけで、
孫6人中唯一の女の子がチョイスしたおだんご、
打吹公園だんご』石谷精華堂さんをお出ししました。

本店があるのは鳥取県の倉吉市にあり、古くは伯耆国の中心で、
国分寺・国分尼寺が建てられ、北前船で栄えた商業都市でしたが、
大正時代からは、交通の要衝として米子市が繁栄しています。
司馬遼太郎『街道をゆく、27因幡・伯耆のみち・・』の中でも
米子は大阪とすれば、倉吉は京都と述べており、
鳥取市は因幡国の中心で農業が盛んなため、武士の町になり、
さしずめ江戸になるのでは(私論)。
また”鳥取の人はずるい”と地元の人の言葉で違いを紹介しています。
このことについて、倉吉出身の友人に聞いたことがあり、
笑って、小声で”そうかも”と、地域対抗意識が面白いですね。

打吹公園だんご由来については、建武の中興に先立つ
元弘三年後醍醐天皇を隠岐島より船上山にお迎えした
名和長年公が甘茶団子をさしあげたという故事からで、
”創業以来、はや百二十数年、添加物を一切使わず、
 当初は餡をまぶしただけの団子でございましたが、
 明治の中ほどから今の姿となり、だんご作りただ一筋に
 今日まで変わらぬ風味を守り通しております。”と
HPより
でも、化粧箱の絵は変化しております。現在は、倉吉の
打吹山に伝わる『打吹天女伝説』の天女さまが描かれており、
HPによりますと、
羽衣伝説の一つで、天女(母)を呼び戻そうと子供二人が、
鼓を打ち笛を吹いた場所を、打吹山(うつぶき)と名付けられ、
江戸時代までには城はあったが、一国一城政策にて米子城が残り
打吹城は取り壊されたため、白壁土蔵が立ち並ぶ商人の町として
より栄えたと司馬は触れています。
現在は、重要伝統的建造物群保存地区になり、
打吹山は、春の桜が有名な打吹(うつぶき)公園となり、
日本の森百選にも選ばれております。
近くには三朝温泉等もあり、11月になれば松葉蟹も楽しめますよ。

折込には、”筑波の科学博の大茶会に出品されて以来、
海外でのジャパン・フェスティバルでも日本代表の茶菓として、
海を越えて好評を博し、国際親善の一助となる”と
普通の三色団子と思いきや、手がかかっており、
”地元の糯米粉に蜜を入れ、練って、蒸して、また練って、
 更に蒸すこと八時間。こうして出来あがった餅を、
 手亡の白餡、小豆餡、抹茶餡の三種で包み、なんとも
 素朴で愛らしい三色串団子の出来あがりに”と。

先日の平花月の稽古は5人様、お集まり、
『打吹公園だんご』の箱の中には5本しかなく、
皆様美味しそうに、召し上がっておられ、
ねとっとした感じとともに甘味が感じられるそうですが、
私の口には、・・・残念!(写真も撮り忘れ、残念!)
でも、調べてみると、デパートに週一回程度出店されており、
機会があれば、いただきたいものです。

元興寺の地蔵会万灯供養のお知らせ

2016-08-23 06:55:50 | 日記
近畿地方を中心に根付いている、子供たちのお祭り
地蔵盆』が今日23日から24日にかけて行われます。
その日は子供たちは袋をもち、各町内の地蔵さん巡りを
すると、お菓子を頂け、袋一杯持ち帰ったのに、・・・
楽しみだったと飛鳥生まれの相方は懐かしがっております。
また大和中部では橿原・八木の「愛宕祭」としては8月23日から
25日までの3日間、38か所の立山(造り山)や夜店が並び
見物客を集め、夏祭の最後を飾るお祭りです。
でも奈良市内では『地蔵盆』は旧暦の8月ではなく、
7月23日に奈良町などで終わってしまっております。
京都が地蔵盆の発祥の地だからなのでしょうか?

でも唯一、奈良町にある『元興寺の地蔵会万灯供養』が
8月23日(火).24日(水)の両日行われ、参拝無料です。
17時から極楽堂内に地蔵菩薩を祀り、無病息災
子供たちの健やかな成長を祈願する法要が執り行われた後、

石仏の前に、祈願を墨書した灯明皿に菜種油を注ぎいれ、
いぐさ芯の灯心に灯を点ける万灯供養が・・・
なお万灯供養料1000円で、お札、灯明皿と塔婆が含まれ、
誰でも参加できるそうです。

お茶席も小子坊に設けられており、
各日18:00~20:00 、裏千家 西村宗眞社中と
HPに記載がありました。

天候が気になりますが、
奈良にお出かけの際、お寄り頂ければ。

先月に続き平花月を

2016-08-22 07:03:03 | お稽古
台風が3個一度に日本近海で発生したためなのでしょう、
風が吹き、お空も澄んで、若草山が近くに見えます。
昨日、奈良の最高気温は34.1℃、猛暑日を免れました。
でも暑くて外に出たくありませんね。

自宅稽古は、お盆休みを頂いたからなのでしょうか、
先月に続き五人様が揃うことが出来ましたので、
『平花月』という運びに。
六畳のお稽古場を、襖を取り外し八畳へと準備しました。

「夕顔の実 」とイメージが重なる水指に手が、
書付けもなく、由来も不明ですが、
この23日(火)は処暑になり、厳しい暑さも峠を越し、
朝夕には涼風が吹き始めてほしいものです。
 
床に、香合は桔梗とススキが描かれた「瓢箪」を、
花は、木槿(白・紫)、吾亦紅、萩、犬ほうずきと、
一本しかないとっておきの藪茗荷を活けてみました。
  
さあ、花月の式開始です。
先月に続けてですので、少しは迷う所作などありましたが、
前半は、意外に皆様、スムーズに運ばれて、
私の疲れも半量でしたが・・・、
最終回、折据をすみかけに
回すあたりから・・・・・
お茶碗を取り込んで総礼、
後の座替わりをすっかり抜けてしまいました。
私も反省です。
それでも、皆様和気あいあいと、
楽しくお稽古を終えることができました。しかし
七事式は修練の一つ茶は遊に非ず
花月之式は「互換機鋒看仔細」
精神修行の根本義・・・・
それでも、一歩づつお稽古を重ねたいと思います。