気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「小満紅花栄」の茶事の菓子は

2016-05-31 19:13:05 | お茶会・お茶事
昨日の朝の目覚めは、疲れとともに、
「初夏小満紅花栄」茶事が無事終わることが出来た
嬉しさ、そしてもう次の茶事へと思いを巡らしている
自分に驚きました。
でも部屋の中は、こんなことに、

お道具などは出したら、元へと片付けなければなりません。
お椀もですが、次に使うためには
しっかりと乾燥させなければなりませんからね。
これを口実に、少しづつと思っていると
口やかましい方がやはり、ぶつぶつと・・・
40年余りの付き合い、大変ですね。

茶事後直ぐ、今朝も自宅稽古が入っております。
この茶事には旅行で来られなかった方なので、
少しは雰囲気を味わってもらえれば。
 
旅行の話も交えながらの稽古でしたが、
なんと縄文杉に出会われ、私の経験も交え盛り上がり過ぎ
(私がお会いした2003.9)
ガイドさんをお願いすると、お客一人当たり13000円、
びっくりするやら・・・でも安心料ですからね。

小満紅花栄」茶事のお菓子の紹介はまだでしたですね。
主菓子には、手作りに挑戦し『柳緑花紅』と名を付けました。
 
前日に、ベニバナがあればと思い
近くの花屋さん、数軒当たりましたが、悲しい
田舎ですから、早くに気がつけば・・・

干菓子は、なかなか想いに叶うものがなく、
お水取りに頂いた干菓子を思い出しました。

」染司よしおか 
なんと紅花で染められております!
この方は奈良東大寺お水取りの『のりこぼし』
この和紙もこちらで染められております。

こぼれては もとの水なり 紅の花』 
                千代女
緑水菊屋(大和郡山)
金魚という干菓子が売られており、その中から
紅と緑を選び、緑水と名付ました・・・
金魚が水の中を泳いでいませんか?

初夏小満正午の茶事の献立は

2016-05-30 13:40:13 | お茶会・お茶事
初夏小満正午の茶事の献立を紹介します。
我社中だけですので、お客様五人分、
少しは楽になるかなーと思っておりましたが、
稽古茶事でも、茶事は茶事、手は抜けませんね。
次から次へと「おもてなし」を考えるだけでも
楽しくなり・・・これだけは止めれません。
前日のお手伝い、そして当日の裏方をしていただいた方々、
「先生」と呼ばれる事も少なくなり、うれしくなりました。
 
膳の準備中、  (手慣れてこられました)
    
皐月の茶事の開始です。

汲み出し:白湯(名水百選「ごろごろ水」に、
         自家製梅シロップを極少量)    

  
 汁  :茄子、蓴菜(じゅんさい)合わせ味噌仕立て
 飯  :白米(富山コシノヒカリ)土鍋炊き
 向 付:ゴマ豆腐(柚子胡椒、自家製芽春菊、出し醤油)
 
ゴマ豆腐は前日からで、美味しくできたようです。

 一 献:百楽門、純米吟醸・生原酒(葛城酒造


 煮物椀:ゆり根真薯(板蕨、さやいんげん)
去年、ユリ根がなくできなかったゆり根真薯、
今年は前持って準備し、リベンジはたしましたよ。


 焼き物:焼き豚、獅子唐


 預け鉢:子芋ずんだ和え


 預け鉢:炊き合わせ、破竹 生麩 木の芽

 強 肴:おくら、新玉ねぎ、桜エビ、酢の物


 小吸物:干し野イチゴ(自家製)
 八 寸:一寸豆 稚鮎山椒煮
 鮮魚売り場で稚鮎を見つけて挑戦しましたが
 危うく焦げてしまいそうでした。
 綺麗な形に仕上がりほっとしました。


 香の物:水ナス、セロリ、蕪


私たちも、美味しくいただきました。

料理方にはいつもご苦労様です。
またよろしくお願いします。

初夏小満正午の茶事を

2016-05-29 21:32:50 | お茶会・お茶事
今年は、初風炉で「初夏小満の茶事」を 
お客様5名、お水谷4名で行うことが出来ました。
ありがたい事です。
お茶に興味を持っていただける方がおり、
快くお水谷で頑張ってくださる方がいて
お茶事が成り立ちます。
今回始めて我社中だけで正午の茶事を
どうなる事かと気を揉んでいましたが、
お天気も・・・終わるまではなんとかもち、
4時間でなんとか終える事ができました。
社中の皆様方の成長が見られます。
特にうれしいことは、
お互いに望む事を慮って、相手方が動きやすいようにと、
気遣う心、これがおもてなしに繋がります。
そうしてお茶を通じて学んで頂いていることです。

実を言うと、朝から、準備をちゃんとしたのかと、『自問自答』
不安の中、外回りの掃除、水やり、蹲踞と・・
塵穴にも常緑樹を、玄関にはいただいた紅白の「やまぼうし」
色紙には「蛙」、「畦草・・・夏嵐」栖鳳さん
絵も句も面白いですね。
奈良では田んぼに水が入り始めております。
田植えまではもう一週間、先でしょう。

待合いには三浦竹泉さん ”柳にツバメ ”
盛んに、飛び回っております。

腰掛待合い

蹲踞あたり

本席
 
そして本席軸は、もうすでに紹介した、海雲さんの
 野に山に 春夏秋冬 うるわしく 
          世界をかざる 唯心のはな』


解っていただけるでしょうか、
私の中での今回のお茶事のテーマ「柳緑花紅
お客様もおいでになりました。
やはり緊張しますが、始めます。

汲出しがでました。
 
やはり皆様まだ暗中模索ですかね?
 
料理方もスタンバイOK
 

 
お客様には喜んでいただくことができましたが
時間もかかり、足もしびれましたよね。
まだまだですよね。
これだからやりがいもあると言うものです。

それでも皆様のおかげで、行う度に
私も成長させていただいています。
これからもお稽古の一環として、気軽に行いたいと思います。
一緒に楽しみましょうね。

初夏の茶事の下ごしらえに

2016-05-28 13:16:02 | 日記
朝から生ごみを埋めに庭に少し出ると、
」がまとわりつき、格闘しておりますと、
料理の下ごしらえのお手伝いに来てくださいました。
明日は「初夏小満の茶事」です。
 
チビ芋を剥くなど、一人では嫌になりますが、
わいわいがやがや、
本当に有難いことです。
明日の天気、昼から雨模様で気になりますが、
楽しみにしてくださいね。

「蚊」で蕪村の一つの句を思い出しました。
蚊の声す 忍冬の花 散るたびに
季節感にあふれた句ですが、
これからは庭に出るのにも、蚊に注意しなければいけません。
地球温暖化の影響でしょうか、
蚊が媒介する「ジカ熱」や「デング熱」もありますからね。

またこの「忍冬の花(スイカズラ)」に出会っておりました。
一週館前に買い物の途中、住宅地の人工のせせらぎ
夏を感じながら歩いていると、グランドの斜面の
笹薮にまぎれてに一つの茎に二つ並んだ白い花が、
人の唇によく似ており、『スイカズラ』です。
笹をかき分けて、蚊などのは羽音におどおどしながら
カメラを向けました。
 
花の色は白色、咲き始めなのか特有な甘い香りはしません。
昆虫などはこの香りに誘引されて受粉するそうで、
受粉すると黄色に変わり、白と黄色の花を同時に付けた
金銀花(きんぎんか)になるます。
これを後日の楽しみにしておりましたが、
数日後、散歩の途中寄りますと残念なことに、
笹薮が刈り取られております。残念!

付記)「スイカズラ」の名前の由来は
花の蜜を吸うと甘い味がして、つる性の低木(カズラ)と
いうことから、吸い葛(スイカズラ)という名に。
また冬にも葉が落ちないことから、忍冬(ニンドウ)の名も、
これにはさらに唐草模様のひとつに忍冬唐草模様があり、
模様がこの花の蔓や葉に形が似ていることともいわれています。

「じゅうやく」は「ドクダミ」

2016-05-27 09:45:07 | 季節の花々
十薬や 蕗や茗荷や 庵の庭
          正岡子規
蹲踞の隅には、「花茗荷」「雪ノ下」以外にもうひとつの花が、
ドクダミ』です。
この句の『十薬』は私も知っている有名な民間生薬ですが、
これと『ドクダミ』が同じものとは知りませんでした。
貝原益軒が著した『大和本草』に、馬に与えると
「十種ノ薬ノ能アリトテ十薬ト号スト云」と書かれており、
ドクダミの万能薬ぶりを示しております。
著名な植物学者・牧野富太郎(1862~1957)は著書の中で、
「ジュウヤクとは実は中国名から来た名である」としています。
なおドクダミという和名の由来は、
・「毒を矯める・止める」という意味を持つとか、
・「毒や傷みに効能がある」という「毒痛み」に

なおこれら以外に多くの名前を持つており、
「しぶのき」「しふじこん」「ぎょせいさい」「こうじょ」等

庭のドクダミですが、一週間前に、白い蕾がでており
 
その二日後には慎ましやかに、白い花が
清々しく、はっとさせられました。 

その側には、反射した光に浮かぶ「シダ」も
葉の裏側には胞子嚢がたくさん見られ、
気持ちわるい・・・・
←4/11

今日の「ドクダミ」は、これで満開でしょう。
4枚の白い花びらに見えるのは「苞」で、
真ん中の棒状のところに黄色い小花が密生しています。

実は、あまり良い印象がありません。というのも
湿った暗い路地一面に生えており、何かに匂ってきませんか。
匂いの元は「デカノイル‐アセトアルデヒド」という物質で、
踏みつけようものならもっと匂うそうで、道理で
子供でしたから、無邪気に踏みつけておりました。
でも不思議と、陰干しすると匂わなくなります。
こうして陰干しされたものをどくだみ茶』になります。
カフェインも含まれないので、
寝る前にも良いかもしれません。

鴨足草(雪ノ下・虎耳草)咲きて、二枚舌でぷんぷん

2016-05-26 14:46:13 | 季節の花々
この日曜日の「初夏の茶事」に備えて、
この小庭の掃除中、
蹲踞の隅で、十日程前から可憐に咲きだした花、
ユキノシタ」すでに萎れかけている株も見られ、
もう数日、咲いていてくれると、ありがたいのですが。
5/10⇒5/14⇒5/26
この小さな花を眺めていると、時間を忘れ
心が和み、癒されます。
白もまた 昂りのいろ 鴨足草』   
             片山煕子
「鴨足草」は「雪ノ下」と同じ季語になり、由来は
花の形が鴨の足に似ているので「鴨足草」と字があてられており、
「雪ノ下(ユキノシタ)」という和名は、諸説あるのだそうで、
・雪が上にあっても枯れずに、下に常緑の葉が見えることから、
・白い花を雪虫に見立てたから、
・葉の白い斑を雪に例えたから、
・平安時代の貴族の装束の表が白、裏が紅の色から
・長く伸びた花弁を舌に見立てた「雪の舌」と

小さな白い花ですが、紅色や黄色の斑点が見られます。
花びらは5枚で、上部にある3枚は短く、
下部の2枚は長さが1~2㎝の大きさという独特の形ですね。
 
庭めぐるに 人知れず咲く 雪の下
              松崎鉄之介

この緑葉は、丸い腎臓形で全体に繊毛が密生しており、
幼い頃、母がこの葉を揉んで傷口に貼ってくれたことを、
思い出され、民間薬の生薬としてもよく利用されております。
 
生薬名としてとしては、
・葉の形が虎の耳に似るため、
「コジソウ(虎耳草)」とも呼ばれます。
虎耳草 白ちらかして 唾のむ
              日吉わたる

このようにユキノシタは多くの名前をもっておりますが、
他にもこのような呼び名が挙げられます。
・花が二重で鳥の舌や牛の舌に似るから「二枚舌」、
(マスコミをにぎわしているどこかの知事も何枚舌?)
・「奇人草」とも(人間的にはこれですかね?)
・「人字草」「岩蔓」「金銀草」「井戸草」「岩蕗」などと
英名は
・「Beefsteak geranium(ビーフステーキ ゼラニウム)」
・「Mother of thousands(マザー オブ サウザンズ)」と。

三つ葉の花

2016-05-25 08:13:52 | 季節の花々
三つ葉(ミツバ)に、花が咲きだしました。
三つ葉と言えば、旬は春から初夏になり、
爽やかな香りが特徴の香味野菜ですね。
おひたし、和え物、吸い物、鍋物、丼物の具などに
私も良く使い、店頭では一年中出回っております。
爽やかな香りで、安らかな気持ちと伴に食欲も増しますが、
クリプトテーネンや三つ葉エンという成分のためだそうで、
その他には、カリウムやβカロチンを豊富に含んでおり、
健康に良いのだそうです。

本当に小さな花で、見逃してしまいそうですが、
5枚の花弁をもち、なんともいえない風情。
私のカメラではこれ以上近寄れず、残念。
 
本来、三つ葉などセリ科の花は花の付く枝が放射状に広がり、
その先端に沢山の花を付け、唐傘花と呼ばれるそうですが?
三つ葉は・・・?
せり科と言えば、イタリアンパセリとパセリも庭で、
可愛い蕾をつけております。
 
イタリアンパセリ  パセリ
蕾でも、唐傘花がよく分かりますね。

でもミツバに花が咲いてしまいましたから、
ミツバの由来の三枚の葉も、こわごわとしており、
茎も葉も堅くて、この日曜日予定しております
「初夏の茶事」の席には出せませんよね。

使えるとしたら・・・
先の新芽と花
献立のどこかに、使えるかもしれません。

鬼田平子に囚われた昆虫?

2016-05-24 08:51:44 | 季節の花々
今朝も寒暖計がぐんぐん上昇し、まだ皐月なのに
TVからは、京都で4日連続の真夏日になると・・・、
ここ奈良も真夏日予想、体調管理が大変になります。
私の着物はまだ合わせですが、長襦袢は夏用にしており、
このように夏に向け、帯そして、6月からは単衣へと
徐々に替えるのがよいと京都の着物さんに教わりました。
さあ自宅稽古に二人がお見えです。


こんなありふれた雑草花の夏の装いを紹介します。
いつも通っている公園内の道端に咲く花。
4/12
4月中頃、曲がりくねった茎に咲いた花のワンショット、
他の茎は真直ぐ立っているのに、この花だけ面白い形。
この雑草、どのような名前の花なのかを調べるつもりが・・・
一月経ち・・・
先日、公園内に10年前見つけた山百合を探しておりました。
数日後には取られたらしく、また咲いてくれないかなーと 
希望を胸に探していると、偶然、この花の場所と直ぐ近く
であることに気がつき、撮ることが出来ました。
 クリックで拡大
あの曲がった茎は、今は真直ぐ伸びております。
一部を除き、花は綿毛に変わり、そしてほとんど抜け落ち、
もう少し早ければ、黄色の大きな花の集まり、そして
白い綿毛に包まれたボール状に見えたのかもしれません。
よく観察すると、なんと昆虫(カナブン?)がおり、
籠の中に捕えられたかのようです。

(私は現在、初夏の茶事の虜ですかね。フフフ)

帰って調べてみました。
『鬼田平子(オニタビラコ)』というそうで、
同じキク科なのですが、属が違う『田平子(コオニタビラコとも))』の
葉が無毛であるのに対し、鬼田平子は短毛が生えており、
また花の一つ一つは『タビラコ』より小さいのですが、
固まって沢山つけるため、全体像が大きくなります。
それで『鬼田平子オニタビラコ』の名が付けられている。


なお、タビラコの名の由来は葉が放射状に伸び、
田に平らに張り付くように這う事から、
田平子(タビラコ)となったとされます。
またこれを春の七草の「ほとけのざ」とされておりますが、
「仏の座」という植物は分類的に別物だそうです。 
他には藪(ヤブ)に咲くヤブタビラコも。

『初夏の茶事』一週間前で準備に大わらわ

2016-05-23 17:13:30 | お稽古
『初夏のお茶事』にむけ、一週間前なのですが、
干菓子も、?も?も決まってない状況。
やっと時間を見つけ、今戻ってきたところです。
何になるのかは、当日のお楽しみにしてください。

昨日の話ですが、朝と昼からの自宅稽古日、
朝、ふと玄関周りを見ると、土ぼこりとともに靴跡も
孫が毎日来てくれて、本当にうれしいのですが。
粗相のないように、掃除とともに、打ち水をして
私より少し人生の先輩お二人を迎える準備です。
実は、そろっての立礼稽古は二か月ぶりになります。

主菓子は、『粽(ちまき)』

懐かしく、召し上がっていただけました。
ちゃんと、御手拭も用意しております。

(粽の召し上がり方は、付記を参照してください)

昼からは、何事につけ忙しい世代の三人さん、
『初夏の茶事』にむけ、最後の稽古にです。
いつもとは違った緊張感が漂っており、というのも
初炭は風炉になったばかり、
荘飾りも始めてです。

さあ大変、茶事に向け、お稽古に熱が入ります。
私も、注意しておかなければならないところはないかと、
気がはります。
主菓子は『杜若』

『卯の花の 影三つよつや かきつばた』
               千代女
一通り、お稽古がすみ、当日を待つだけです。
イメージトレーニングも良いですよ。
私は、茶事に向け、まだまだ考えることが多すぎて、
・・・・・一つ一つこなしていかなくては。

付記)粽の食べ方京菓子資料館より
粽は、葉に包んだままの形で出る時と、
中の笹一枚にして使う時とがあります。
・笹一枚の時は、懐紙に取って、
 葉の先を広げて折り曲げ、楊枝で切って食べます。
・包んだままの場合は、太いほうから藺(い)を解いて、
 軸のほうに巻き寄せ、笹の葉先を広げて、
 中身を包んだ一枚の笹葉とともに紙の上へ抜き取り、
 残りの葉はたたんで藺で結び、
 笹一枚の時のようにしていただきます。
 一枚の葉は三角に折って軸を
 通しておき、紙に包んでしまいます。
 無作法に散らかさないのも心得です。
 最近は籠を一緒にすることもありますが、
 やはり小さくたたんで捨てるべきです。

奈良興福寺の薪御能『杜若』で主菓子も

2016-05-22 16:12:52 | 主菓子とお干菓子
昨日の夕方、用事で奈良町界隈に訪れ、
あまりにもきれいな夕日でしたので、
猿沢池まで足を延ばしましたが、
 
沈みゆく夕日に間に合いませんでした。
 
 ↑↑↑ 
興福寺南大門跡に、幕がされているのに気がつきました。
それは、興福寺の『薪御能』なのです。
明日の日曜日もあるとばかり思っておりましたが、

ポスターには20日(金曜日)と21日(土曜日)と、
当日券は4500円(解説書付き)、今からではもったいないです。
でも、後方からは、無料席も用意されており、
イヤホンガイドを借りて鑑賞するのもいいかも。
但し、写真撮影は禁止されておりました。
北側正面からは、今日の入りはまずまず
後で伺った話ですが、
昨日金曜日は、7時過ぎから無料で見れたとのこと
 
西側の南円堂側からギリギリ覗かせていただくと
 
演者が舞う↑  ↑

多分、『杜若(かきつばた)』金春安明さんでしょうか?

時間がなく20分ほどでしたが、能楽堂で拝見するのとは違い
薪の火の揺らぎと鼓の音、くっきりと浮び上がる演者、
闇が忍び寄る舞台の美しさ、幽玄の世界へと誘われました。

明日のお稽古の主菓子は『杜若』にすることに決め、
今朝二種類の練りきりを用意して、作りますが?

練りきりの白と紫だけでは、さみしく、
黄身餡を足してみると、見栄えはよくなりますね。

『かきつばた』に、近づけましたでしょうか。

付記)なおHPからですが、
薪能の始まりは、ここ興福寺なのです
”この行事は日本古典芸能の基調をなすもので、近年、
各地で野外能や薪能が行われていますが、古来、薪能といえば、
興福寺南大前の芝生で演じられてきたものを指し、
各地の薪能は戦後これにならったもので、
869年、興福寺修二会で薪猿楽が舞われたのが始まりと伝えられており、
3月に7日間行われ、能だけでも四十九番舞われていました。
能楽が大成される室町時代には、最も盛況を極めたといわれています。”