残暑お見舞い申し上げます
暦の上では立秋が過ぎ
月初めよりは朝の空気や
セミの鳴き声にも限りが見られ
台風の影響か、暑い暑い猛暑日が続く奈良にも
秋の気配が感じられるようになりました
昨日は高円山での「第65回奈良大文字送り火」
昭和35年に始まり毎年8月15日に
当初は戦争で亡くなった人を慰める為のものでしたが
今では、亡くなったすべての人の慰霊と世界平和を
祈る行事として古都奈良の夏の風物詩となっています
ゲリラ雷雨で今年も中止かと心配しましたが
午後8時に火床に点火されました
我が家の二階のベランダからのワンショット 合掌
さて 葉月のお稽古は今年も「茶箱」を楽しんでおります
『南方録』に”利休居士が大善寺山で野がけの茶会を
催された時、尻膨の茶入れを茶箱に仕組まれて用いたと
出ているのが初め”とあります
裏千家茶道点前教則 茶箱一より
茶箱点前は
春の『花点前』 夏の『卯の花点前』
秋の『月点前』 冬の『雪点前』
季節にこと寄せ玄々斎が考案された点前
淡々斎が円能斎愛用の御所籠を用い
考案された『色紙点前』
淡々斎と薬師寺の橋本凝胤管主が
海軍省に陣中茶箱を寄贈され
戦後、淡々斎が工夫を加えた『和敬点前』
四季それぞれの茶箱の点前があって感動
小さな箱に全ての道具、帛紗もお菓子も納まる事に感動
出して、並べて、片付けてきっちり元に戻って感動
戦中、どんな場面でも一服いただける事に感動
誰もが、自分専用の茶箱が欲しくなる
茶箱は特別な魅力がありますね
自然の中で茣蓙の上茶箱広げて薄茶一服いいですね
いつでも どこでもできるように
茶箱のお稽古頑張りましょう
今月の「主菓子」は
「蕨饅頭」わらび粉と葛粉半々で作ってみました
散華のガラスのお皿で
「不二山」ブル-の求肥にマスカルポ-ネを乗せて
石垣焼の石垣ブル-のお皿で
お花はというと木槿が主になるのですが
珍しく名残の大山蓮華と利休草を