師走の時期は一年を通してもっとも慌ただしい
字のとおり師匠も走る時期
そういう私は10月~12月始めまで死にそうなくらい忙しく
今週に入ってやっと一息ついてる
今年は4月より長年の仕事を完全に辞め
茶道、そして夫と二人の日常だけの生活
余裕のある生活が待ってると思っておりましたが
この9ヶ月忙しくあっという間に過ぎ去ったよう
何故
3月末まで勤務していた職場の事、はるか昔のように
さてさて、師走に入って作った主菓子は
『蕎麦上用饅頭』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/6e/6752cdbde3d173b41229c44a2d012fc2.jpg)
『織部上用饅頭』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/9d/405278ca404e9801c55ed559e920d242.jpg)
山の芋も蕎麦も旬のもの
大晦日には年越し蕎麦はかかせません
何故なら
蕎麦は他の麺類に比べて切れやすい事から
大払いと同じ事だといわれる
これから作る予定の主菓子は
遅ればせながら『袴腰餅』
御所のすす払いの時男子も出入りし
女子も袴を付けるので
袴の腰板を目立つように色分けした事から
御所出入りの「川端道喜」さんが「事始めの日」
御所へ献上されたのがこのお菓子ですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/71/b268199fbbba7198b20f783c1ec189e4.jpg)
上手く台形にはなりませんが心を込めて
その出来具合は・・・お稽古で楽しみに!
軸は『無事千秋楽』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/a5/dfee81080ca0d34724903a1ae778b28a.jpg)
千秋楽の『千』は長い年月を意味します
『秋』は『終』終わりを意味し
『楽』は『落(おち)』結末を意味する
『千秋楽』が相撲や歌舞伎の興行最終日に使われるようになる以前から
『千秋楽』という曲が存在しており
奈良時代に唐から伝わった曲目の1つです
唐では、皇帝の生誕祭を「千秋節」と呼んで
この祭事が曲の由来となっているともされます
仏教では法要の終わりに演奏する決まりがあり
最終日や結末を意味するようになったともいわれている
師走の『無事千秋楽』は一般民の私達は
無事に一年を終えたという意見合いで・・・
香合は『クリスマスツリ-』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/be/3be5f31e7f0350b21930c3f10d5245d4.jpg)
これは上高地帝国ホテルのギフトショップで購入したもの
茶道用として作られたものではない『見立て』です
我が家のクリスマスツリ-もやっと出しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/3a/b2612de2e7b1c7269ac04d207b5ca194.jpg)
お正月まで、さあもうひと踏ん張りしなくては