気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)候のお稽古

2020-11-30 19:54:46 | 主菓子とお干菓子
今日で11月が終わります
七十二候では朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)頃
北風が木の葉を吹き払う頃
「朔風」は北の風という意味で、木枯らしをさすそうです
お稽古の途中によい天気だと思っていたのに
突然ひゅう-ひゅう-風の音が聞こえて
北風がやってきたと思ったらなんと
お向かいの家に入っている庭師さんが
葉を吹き集めている音でした
まだまだ暖かくあまり風は吹いていませんが
ここのところ家の前の道路は
落ち葉でいっぱい毎日箒が必要です

11月のお稽古は炉になって始めての月
まずは初炭、運びの平点前、次に棚で
平点前を中心にお稽古してきました

花入れも籠から竹や焼き物に
もちろん花は照葉、椿に一転
お菓子は亥の子餅の次は栗蒸し羊羹
栗蒸し羊羹は大好評
蒸し栗を二つに割って
スプーンで実を取り出し
そのまま蒸し羊羹の生地に混ぜ込み作ってみました

続いて織部上庸を作りましたが
上庸はやはり難しい。

今年初めての織部上庸失敗
ごめんなさい
二回目挑戦した織部上庸は

上庸と思っていただけそうです
山芋と砂糖を混ぜ込みふっくらとろっとした生地に
上新粉を入れていきますが、
耳たぶより少し柔らかめ
これが難しい、一回目は柔らかすぎたようです
和菓子作り、挑戦しているうちに
お菓子作りが楽しくなってきました
お菓子も一期一会
同じ物でもその度ごとに変わりますね

善哉、亥の子餅大好評

2020-11-11 22:30:16 | 主菓子とお干菓子
   
善哉は毎年作るうちに
段々上手になったみたいで
開炉の日のお善哉を待っていてくださる
嬉しいです。

私も先生のところのお善哉を、毎年楽しみにしております
   

開炉の時に善哉をいただくのは何故?
開炉のお祝いの印です』と言っておりますが
亥の月は極陰の月なので陽の善哉をいただきバランスをとる?

ぜんざい祭も行われており、それは
二月末、福岡県の『宮地嶽神社』奥の宮の不動神社春季大祭です
”ぜんざいぜんざい、よきかなよきかな ”と願いを・・・
無病息災を祈り、約2万人分のぜんざいが無料でふるまわれると

話がややそれましたが、ついでに
「ぜんざい」という起源を探せば二つあるようです
仏教用語の「善哉(ぜんざい・よきかな)」を由来とする説
一休宗純が最初に食べられたおり
おいしさにこの言葉を叫ばれたとか 

もう一つは島根という説も・・・
出雲大社のある島根では、旧暦の10月を神在月といいますね
その神在祭で振る舞われる「神在(じんざい)餅」が訛り
「ぜんざい」と呼ばれるようになったと

ともかく善哉って『善きかな善きかな』と
幸せの食べ物ですよね

さらに今年の「亥の子餅」はといえば
餅生地に生活クラブの素精糖
炒った胡桃を混ぜ
打ち粉に、今年は忘れずにシナモンを混ぜて作ってみました
   

美味しくできたようで・・・
皆様からお褒めの言葉が
また頑張らなくては!

2020年炉開きは

2020-11-08 16:24:24 | お稽古
     近江八幡11/1、8時
11月に入って名神高速から空に熱気球が1機と思いきや、
左下からもう1機、最終的には5機も、そして背景には
天高くすじ雲が・・・・秋の最後の忘れ物!?

昨日は立冬、雪の便りも段々近づいて
今年の開炉のお祝いは、三日間に渡り、5人以内で
昨日は一日目の炉開き

前日までに
炭道具、点前道具、水谷を入れ替え、炉を整え、
もちろん善哉、亥の子餅も作りました
      

準備は万端のはずですが・・・
心配事が
昨日の奈良では新型コロナ感染者が新たに19人も
換気をよくするのが一番の方法ですので、
縁側の障子欄間や続き部屋の襖も開け、
エアコンの換気機能をON
プラズマクラスター付きの空清機もかけてと

もちろん濃茶は各服点に

朝からは掃除、
床は「霜月照清池」と軸を入れ替え、茶壷を荘ります
      

花入れには「西王母」に「サルスベリ」を
      

炭を熾し、 

湯を沸かし 

準備完了  

さあ炉開きで、稽古は
初炭、壺荘り、壺結び、善哉
亥の子餅をいただき濃茶、薄茶と
・・・・・・・・・・

お稽古できる事に感謝
開炉ありがとうございます。