5月21日は二十四節気の「小満」、
七十二候の第二十二候(初候)、第二十三候(中候)、第二十四候(末候)
この三つの候を含めても「小満」
この言葉の響きも大好き!
門扉の横にある薔薇の細木は葉をいっぱい蓄えて
今年こそは花が咲くのではと楽しみにしていたが
なんと『小満』に入りあっという間に
例年のごとく葉がなくなり枝だけに・・・・・
穴のあいた葉を目を凝らしてみると
小さな幼虫がむしゃむしゃ
七十二候、第二十二候初候「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」
蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃です
幼虫たちにとっても大好きな小満の若葉なのですね
この時期は雨も降るが晴天も続く
精気はみなぎり命が育まれていく季節です
先日訪れた「大和文華館」の庭も若緑がいっぱいで
『ササユリ・笹百合』もチラホラ咲きだしている

お稽古の軸は茶道の四規の『和敬清寂』

この四文字には利休居士が目指した
茶の湯の精神のすべてがあると
『和』調和と平和・・・和を以て貴しとなす
『敬』相性の良し悪し、好き嫌いなどがあっても心から尊び敬う
『清』自浄 衣服や体の汚れには敏感ですが心のよごれには鈍感
『寂』寂然不動の寂
今の私がわかる「和敬清寂」です
実行はなかなか難しい
花は『オオヤマレンゲ・大山蓮華』に『河原撫子』
ソウルの骨董屋で買った白磁の壺に入れました

お菓子は『燕子花』
ゆり根餡、紫芋、安穏芋でつくる

風炉のお稽古の醍醐味は
柄杓の扱い
弓を置いて、引いて、放つがごとく
颯爽とできたら・・・いいですね