寝待ち月の日に、茶箱『月』のお稽古いたしました。
何度しても時間が経つと手順が
どうだったかしら?となる茶箱の手順・・・。
今年もしておかなければ、と出してきました。
茶箱、建水と運び、
器据えをパラパラと広げ、羽で清め、
お香を焚いて振り出しを出し総礼に。
袋に入ったお茶碗を茶箱から出すと、
いよいよ紐結びが出てきます。
長緒を解いて、片トンボに結んで・・・
薄器、茶杓を出して、さらに茶筅筒、茶巾筒も器据の上に
茶箱を上座に進めます。そして建水を進めて居ずまいを正しました。
やっと道具が出揃うことに。
さてこれから薄器、茶杓と清めていきます。
清め終えますと、茶筅を茶碗に一打ち、
ウグイス、茶巾を出して湯を茶碗に。
さらに茶巾をたたみ直し、ウグイスを立て茶筅通しを。
茶碗を拭いてから茶杓を取り、菓子を進めると、
茶を点て、古帛紗の上に茶碗を出します。
茶碗が戻り、おしまいの挨拶とともにここで拝見の依頼も
茶碗を片付け、茶巾、茶筅とともに
茶箱向う古帛紗を広げ、茶碗を置きます。でもウグイスも忘れずに、
掛合を持って客付けに回り薄器、茶杓と清め、
香合も一緒に拝見に出してください。
掛合は、空中で正面を正し客付けに、
茶箱に茶筅筒、茶巾筒を入れ蓋を閉めて、拝見に出します。
さらに器据を羽で清めたたみ、勝手に置くと、
その上に羽と帛紗を片付け、建水を持って水谷へ下がります。
拝見が終われば問答の後、道具を茶箱に戻さなければ
もう一仕事あります、
器据は使わず、茶箱の蓋を開けて
蓋を正面に置いてここで茶碗、棗を扱います。
茶筅、茶巾ウグイスをしまって
茶杓を袋に終い、薄器を仕服にしまうと、茶碗に薄器に直してから
茶碗も袋に直し、ここで長緒結びをして茶箱に終います。
茶杓を掛合に落し、古帛紗も掛合上に置いたら
掛合を茶箱に戻し、また羽もしまいます。
鉄瓶の蓋を切って、帛紗をたたみ直して羽の上に。
蓋を閉め、器据の上に置いて、鉄瓶正面に置けば、
水谷に持って帰ります。
端折って書いてみても、本当に長々となりました。
秋は、ゆったり茶箱でお稽古、いいですね。
今日の午後8時頃、台風24号は和歌山県田辺市に上陸し、
「長月」は台風等災害のの当たり月でしたが、
明日からは「神無月」、
でも台風24号の後を追うように台風25号が、
週末また・・・。