市さんの自然との対話日誌

里山師、釣師を自称のオヤジが遠州の山間地に3千坪の山林を購入、自給自足を目指し田舎暮らし開始。魚釣、生き者達との対話

ヤブマメ

2010-09-26 07:01:45 | 野草
 ヤブマメ(藪豆)の面白い解説がありましたので、引用させていただきます。(http://boroboro.seesaa.net/article/8038669.html)
 『ヤブマメは、日本全土に分布し、道端の草地や林縁部などに生育するつる性の一年草です。・・・・・ヤブマメという名前は、文字通り藪のようなところに生えるマメというところからきています。・・・・また、ヤブマメはふつうに開花して結実する「開放花」のほかに、開かずに結実する「閉鎖花」もつけることが知られています。しかも、その閉鎖花というのは「地下茎」につくというので珍しいですが、地上にも閉鎖花による豆果ができます。
開放花や地上の閉鎖花によってできた果実、「豆果」は平べったくて、長さは2cm~3cmほど。毛が多く中にできる種子は3つ程度で小さめです。一方、地下の閉鎖花によってできた果実は、丸っこくて白く、中にできる種子は大きめのが1個だけ。・・・・・
つまり、3つのタイプの繁殖様式を持つことで、確実に次世代を残せる仕組みになっているわけです。開放花によって、種子をつくることで遺伝的に多様性を持たせ、また種子を離れた場所へ移動させるチャンスがうまれます。地上の閉鎖花でできたものは多様性はないですが、種子を確実に得ることにおいては有効です。また、地中の閉鎖花によって種子をつくることで、自分と同じ遺伝子を持つ次世代を同じ場所に残せる可能性が高くなります。ヤブマメは次世代を作るのにとても念入りなんですね。』
 何気に生えている雑草にも深い営みがあったんだということに感動しました。
コメント
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