
城 名:松山陣屋(まつやまじんや)
別 名:―
形 態:陣屋
指 定:市指定史跡 (昭和36年(1961)3月8日指定)
現 況:東松山市役所・松山第一小学校ほか
所在地:埼玉県東松山市松葉町1丁目1-58ほか
市役所敷地内にある地元の有志「松山陣屋研究会」が建てた「前橋藩 松山陣屋跡」石碑と案内板

上記案内板は、平成22年の撮影ですが、だいぶ年季が入っていて判読しづらい状態になっていますので、いろいろな
ところから拾ってきたものをまとめて簡記しておきます。
松平家長年の念願が叶い、幕末の1867年(慶応3年)に川越藩主の松平直克が前橋藩に移封されましたが、松山周辺の
比企地域約6万2000石余りが前橋藩の飛び地となってしまい、この地を統治するための陣屋がされました。これが松山
陣屋で、現在の東松山市役所がある付近一帯で、周囲を堀、土塁に囲まれた正方形の地面積8万7000㎡の国内でも最大
規模を誇り、陣屋というよりも前橋城の支城と言ったほうがよいくらいだったようです。
しかし、慶応3年10月14日(1867年11月9日)の大政奉還、明治4年(1871)の廃藩置県により5年足らずで松山陣屋は
その役目を終えて破壊されました。そんなことから遺構はありません。
なお、今は新しい案内板に替えられているようですので折をみて行って来ましょう。

松山陣屋鉄砲城跡は、現在、八幡神社になっています。
写真は何れも平成22年(2010)4月3日(土)に撮ったものです。その後、市役所庁舎等も入れたものを撮ってきたので
すが、行方不明になってしまいました。案内板も新しくなったことでもありますので再度行ってみましょうか。