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四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

寺尾城(埼玉県秩父市)

2018年04月07日 | 100名城以外の城館跡


城 名:寺尾城(てらおじょう)
別 名:―
形 態:平城
時 期:不詳(室町時代か)
城 主:寺尾彦三郎?
遺 構:土塁、堀、土橋
指 定:―
現 状:寺尾明神社、山林
所在地:埼玉県秩父市寺尾(旧・秩父市)

一切伝承等も存在せず。『秩父志』の永田城の項欄外に「寺尾明神の祠の存せし所に寺尾彦三郎なる者ありと云う」。城内に
地区持ちの寺尾明神社を祀るが、城跡については地元にも伝えず。(梅沢太久夫著「埼玉の城 127城の歴史と縄張」の寺尾城
跡の項の「歴史」より抜粋

民家の裏の台地先端部にあり、荒川と小川の合流点に造られる「鉢形城タイプ」の城跡で大野原に所在する「宮崎城」(民部
城)に近似する。




民家裏の畑の先に寺尾城跡はあります。生垣の切れた先に見えるのが小口




小口  堀はだいぶ埋まってしおまっていますので土橋がはっきりとしませんが




堀は畑(空き地)との段差が僅かになってしまっています




小口脇の土塁脇にある祠  中央の木と木の間に見えるの「寺尾大明神」(明神宮)




土塁と祠を郭内から




郭内から小口を見ています  郭外から見た時よりも状態がよくわかります
 



北側(左側)の小川の谷は20mほどあるようですがかなりの浸食を受けています




寺尾大明神の木札が架かっています。この建物は説明するまでもなく覆屋で御神体の祠は屋内に鎮座していますが、案内の奥
さんが開けて見せてくれました。




小口方向を再び寺尾大明神前から見ていますが、ここから見ても北側の浸食具合がよくわかります。




寺尾大明神の裏側(東側)




台地先端部




北側の沢に繁茂する樹木




台地南側




台地先端部(東側)から望む荒川

付近まで行って寺尾城跡の場所を探したものの最後の所でよく分らず、たまたま付近にいた男性に声をかけたところ、親切な
対応をいただき、寺尾明神社の地区持ちのお宅の奥さんにその男性ともども城跡まで案内していただくことができました。こ
の経緯の詳細は伏せますが、民家の庭や畑の中を通りますので、関係者等を探して挨拶や承諾を得たうえでの攻城したほうが
よろしいかと思います。

散策日:平成30年(2018)4月5日(木)

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