水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

余裕命・3

2005-08-07 23:23:43 | Weblog

限界点で勝負する者同士がいる。
だが一流とそれ以下は大きく違う。
限界点は仮限界点だ。
その下に眠っている能力がある。

眠っている能力を使おうとする。
限界膜を破って使う。
眠っている能力は「余裕命」
使えば使える力だ。
一流以下は使うモノだと思い込んでいる。

だが一流は残す。
温存する能力として認識する。
ここに大きな差が出てしまう。
眠っている力を使う者。
眠っている力を温存する者。
同じ限界点までいるのに、大きな差がでる。

限界点で余裕が大きいのが一流。
たった一度の勝負なら、誰が勝つか判らない。
シロウトだって勝つ事がある。
だが常に最終組まで残るのは一流だけだ。

使える力の温存ではない。
そんなに甘くはない。
誰でも限界点で勝負する。
それでも常に差が出る。
「使わない力」の量があるからだ。

「使わない力」が限界膜の下にある。
それを知ると「使わない力」を「使える力」にする。
通常、誰でもそう考えてしまう。
限界膜を破って「使える力」にする。
当然「使わない力」は少なくなる。
「力は使うモノ」という固定概念しかない。

気づいた者だけが入れる世界がある。
「気づき」は固定概念外にある。
「使わない事」に意味がある力。
そこに気づいた者は別な「気づき」も得る。

使える力を増やすのではなく「器」を広げる。
「器」を広げると能力は増えてしまう。
一流が練習するのは能力を増やしているわけじゃない。
「器」を大きくしているのだ。
「器」は「やわらかさ」で広がる。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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