第三章(9)
照見五蘊皆空 度一切苦厄
「度」は「渡る」の意味。
渡す、ではなく、渡るのだ。
勝手に渡ってしまうのだ。
ど、何処へ?
な、何が?
「一」は「全て」という意味だ。
始め、初め、という意味もある。
「万(よろず)」を含む「はじめ」なのだ。
「一」は深い意味を内臓している。
ここでは「最初から(始め)から全て」だろうなぁ。
「一」と「一切」は違う。
「一切」を「全て」と訳すのが多い。
「切」を強調字とするのは安易だと思うぞ。
ゲンちゃんはナマケモノだ。
膨大な経を省略して心経を書いたのだ。
「一」と「一切」が同じなら「一」にするさぁ。
そう思わんかぁ?
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。)