第八章(2)
無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
「無」を「ない」と訳したら「無い無い」づくし。
眼も耳も鼻も舌も身体も心も・・・となる。
その後の言葉も「無い無い」ばかりになる。
それでは、あまりに芸が無い・・・。
訳だって芸のうち。
芸は他を楽しませる為にあるのだ。
「無い無い」と言われて喜ぶ衆生はいない。
病は無い、苦しみも無い、現象も無い、では納得できない。
言われても、楽になれない。
「無い」と訳したら、無芸のツマラン人間になる。
「無」はアリなのだ。
アリもアリ、オオアリだ。
どんな眼も大丈夫、気にするな。
濁り目だって、偏見だって大丈夫だ。
どんな風に見えたって、いいんだぜ。
例え、見えなくっても、いいんだぜ。
一人一人、見え方なんざ、違って当たり前だぁ。
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