第九章(1)
無眼界乃至無意識界
一応直訳するのだけど、その前に・・・。
仏教用語の説明だぁ。
これを先に説明しないと解説にならない。
(話す時はこんなメンドウな説明はしないだろうなぁ)
第八章の「六根」と「六境」で「十二処」という(らしい)。
それに、眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識の「六識」を加える。
それが「十八界」という言葉だ。
順番も「六根」「六境」「六識」で整列している。
勝手にアチコチになったりしないルールらしい・・・。
その為、一番最初が「眼界」(界をつける)
(最初からゲンカイ(限界)かよ!)
最後が「意識界」となる。
「六根」が五感覚器官とそれを認識する脳。
「六境」が「六根」の対象相手。
「六識」は「六根」で認識した後の心の動き。
つまり「六根」が感情抜きの心。
「六識」は、それに基づいての感情有りの心。
例えば「眼界」で桜の花を認識。
「色界」は桜の花という物質。
「眼識界」は「わぉ~、なんて綺麗なんだろう!」
という心の動き。
「ぁぁ・・・儚く散る運命なのね、まるで私のよう」
と嘆く人もいるかもしれない、心の動き。
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