カルテ番号 さ・8 (15)
風間陽水の話は続く。
「本能というのは生命に直接付いていて、触れると幸せを感じるようにできています。
そういうご褒美をつけないと自然滅亡してしまうからです。
幸せは、嬉しい、愉しい、気持ちいという感覚として受け取っています。
それは同時にネガティブなモノを軽減する働きも兼ねています。
苦しみ、悲しみ、寂しさ、辛さ、痛さなどが軽減するようにできています」
桜井道代は風間陽水の話が本当かどうかは判断できないが、面白いと思った。
なるほど。性というと表面しか考えていなかった。
また、そういう仕組みで生きていることに係わるとも知らなかった。
単純に欲望、あるいは子孫継続の為だけと思っていた。
その欲望も浅いものだと正反対の考え方をしていた。
ここで風間陽水は一息いれた。
「性の話はとてつもなく広く深いところから、浅く狭い部分まであります。
どの部分の話をするかだけでも、とても長い時間が必要になります。
桜井さんの胸のざわめきは、そういう深いところに関係していると思っています。
同時に人としての生き方は多種多様でいいのですから、治す対象ではありません。
どうしたいのか、それは桜井さんの生き方ですから自由なのです。
また、ゆっくり考えて来たいと思えば連絡下さい」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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