水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・142」

2014-03-08 19:21:56 | Weblog



カルテ番号 し・6 (2)

実家は酒の小売販売業、昔風にいうなら酒屋だ。
近郊に観光地があるから、嘗ては旅館などに卸して栄えていた。
今は大手と安く大量に契約するようで、町の酒屋さんは四苦八苦状態だ。
更に大型スーパーなどで安く売るので、小売業全体が成り立ち難くなっている。
それでも長く営んでいればお得意様もいる。
従業員を雇わなければ、かろうじてやっていけるのだ。

結局父親は2年後に他界した。
健二が店を継いだことを喜んでいたのが救いだった。
健二はより店を繁盛させるのが父親への供養になると思った。
酒屋といっても酒類だけでは厳しい。
健二は特徴ある酒のつまみ類を選んで販売している。

そうして、いつの間にか7年が経っていた。
34歳になったが、まだ独身のままだ。
酒屋は力仕事だが、スポーツで鍛えてあるので辛いとは思わない。
見た目も20代で通るくらい若い。
母親は父親が他界してから、より年老いた気がする。
口には出さないが、早く結婚し孫が見たいようだ。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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