カルテ番号 し・6 (6)
風間陽水が彼女の病院に訪れた日は健二も同席した。
最初は談話室で幾つか質問された。
症状が出た頃、何かあったか?
今の気持ち。
簡単な家族との関係。
そして、どうしたいのか?
「治りたいに決まっています」
「そうでしょうね。それで、どうしたいのですか?」
質問の意味が解らない。
同じ質問を繰り返された。
その時、彼女がハッとなり答えた。
「治したい。その後の計画もあります」
陽水に笑顔が出た。
「治りたいのは誰でも同じですね。
似ているようでも、治したいと言うひとは少ないのです。
治りたいと治したいでは、回復力に大きな差がでるのです。
更に、その後の計画もあるようですから、何とかなるでしょう」
健二は自分が思っている以上に彼女が素晴らしいと気付いた。
同時にとても希望が湧いてきた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始