カルテ番号 す・9 (6)
相手のタイプがわからない。
タイプが無いタイプとでもいえばいいのか。
人の集まり、社会に暮らしながら社会から外れて生きている。
外れ者やもちろんアウトローとは違う。
一見普通の人なのだ。
だが、普通とはかけ離れていると感じた。
これでも人を見抜く能力はかなり高いと思っている。
院長に気負いが感じられないから、何でも話せる。
一応聞いているようだが、人に興味が無いのかもしれない。
だが、他の人には話せなかった恥ずかしい話が素直に話せた。
質問も極めて生物学的な言い方だった。
そして言った。
「実はどんな症状かは私には問題でないのです。
症状を気にしているのは本人であり、私にはどんな症状でもする事は同じです。
簡単に言えば生命力を活性するだけですから」
マットの上に仰向けになって手を当ててくれた。
とても温かい。熱いに近い温かさだ。
話しながらでいいし、眠くなったら眠ってもいいという。
「依頼があれば、私は相手が動物でも妖怪でも幽霊でも宇宙人でも同じなんですよ」
私は気が緩んで、オナラが出たらどうしようと心配していた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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