カルテ番号 ぬ・2(3)
幾度目か訪れたある日だった。
社の上の岩に扉がついていた。
上といっても巨大な岩だ。
20メートルはあるだろう。
その上から社の屋根との半分くらいのところだ。
かなり高い位置でもある。
観音開きになっているようだ。
金色に光っているが、安っぽく見えない。
今までは無かったから、工事したのだろう。
だが、あの位置につけるのは大変だったろう。
もしかしたら、この巨岩の内部は登れるようになっているのだろうか?
案内書には書いてないが、一般が入れない場所があってもおかしくない。
しばらく見上げていた。
いや、見とれていたといってもいいだろう。
何か美しいのだ。
その時、近くに宮司さんが通ったので声をかけた。
「あの岩の扉はいつ取り付けたのですか?」
宮司は沼田桃子の見ている岩を一緒に見たが、何も言わなかった。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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