カルテ番号 ね・5(3)
20年先は予想が難しくても、10年先は見据えていなければならない。
根本拓也は従業員を抱える経営者として、そう考えている。
値段設定をやや高めてして、客層を意識している。
だから客も社会的にしっかりとした人が多い。
会話の中の客からの情報も、使えるものが多いのだ。
お客様は幾重にも大切な存在となる。
ある時の客との会話で、根本拓也のアンテナにひっかかった事がある。
あまり知られてない治療者の話だった。
根本拓也はいろいろな職業を分析する癖がある。
商売として仕事をする職業が最も多いが、仕事はそればかりではない。
美容師は職人ではあるが、職人の意識では店はもたない。
美容院は美容を商品とした、トータルな商売意識で成り立つと思っている。
商売は、それが腕であれ、品であれ、言葉であれ、売れて成り立つ職業だ。
だが、世の中には売る事を考えない仕事も多い。
同じ職人でも、黙々と素晴らしいモノを作るのが生き甲斐の人もいる。
いや、昔は職人というのは、そういう人達ばかりだった。
経営意識がないから、当然貧乏が普通だ。
時には食べられないから、仕事を離れなければならないこともある。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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