カルテ番号 め・3(14)
心が休まったと思ったら、手足に微弱な何かを感じた。
微かな電気のような感じとでもいえばいいのか。
電気といっても、不快な感じはしない。
手足に帯電している。
少し手足から、出ているのかもしれない。
太極拳をしている時、マレに似たような感じがあった。
「先生、手足に電気のようなモノを感じます。
これが、気功でしょうか?」
院長は微笑んで言った。
「人によって様々な感じ方をします。
明木さんは、長らく太極拳をしていましたから、出てきたのでしょう」
出てきた?何が?
「これは、先生の氣ではないのですか?」
「半分はそうでしょうね」
半分?
どういう意味だろう。
不思議だが、とても気持ちが良い。
不思議だが、とても、愉しい。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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