カルテ番号 む・2(47)
村木は、生命の仕組み、などと考えた事は無い。
「病名や症状を調べるのは良い事だと思いますが・・・」
「良い、悪い、というのは、何に対して、という対象次第です。
単純に知識を増やすのが良いともいえません。
更に、その知識が正確かどうか、となると、かなり曖昧でしょう。
何しろ、科学的な学問は次々と新しくなります。
ということは、今得た知識は間違いの可能性が高いというわけです」
確かに、昔覚えた事柄が、かなり変更になる事は多い。
「大切なのは、生命なのです。
生命にとって、その知識が活かされるなら、良いでしょう。
ですが、知って不安にさいなまれるなら、生命は委縮します。
生命が委縮すると、病は悪化傾向になります。
知る事は、決して単純に良いわけではないのです」
院長は再び言った。
「病名やそれに付随する症状は、医者の為にあるのです。
医者は、それを活かす事ができるからです。
患者の知りたいという気持ちは理解できます。
ですが、知った事を活かせないなら、意味がありません。
まして、中途半端な知識は有害の割合が多いと思いますよ」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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