タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

紫陽草や 帷巾(かたびら)時の 薄浅黄   (芭蕉)

2013-06-22 | 植物

空梅雨空から一転してシトシト降り続く雨の毎日、農作業には欠かせない雨だが、こう

毎日毎日では、「そろそろ上がってくれないかな~」と、恨めし気に空を見上げる人もあ

ります。

でも・・・・雨の日の楽しみ方もある。

「雨にアジサイ」の言葉の通り、雨に濡れて一段と色鮮やかになった、アジサイの花が

あちこちで、元気一杯に咲いています。

山陰地方では、松江月照寺(藩主菩提寺)のアジサイが有名で、このところ傘を差して

の見物客がチラホラと・・・

アジサイの和名「紫陽花」は 、唐の詩人:白居易がこう表わしたものを、平安期の学者

が誤って「紫陽花」と表記したためそのままに使われていると言われていますが、なる

ほどアジサイらしい和名だと思いませんか?(実際はライラックの花だったであろとも・・・

アジサイは、色が移り変わることから「七変化」「八仙花」とも呼ばれ、花言葉にも「移り

気」などがあります。

花の色素・アントシアニンは「七変化する」と言われ、実際にアジサイの花を湯に浸して

溶け出したアントシアニンに、酸性液・アルカリ性液を加えると青や赤、黄・緑色などに

見事に七変化します。(昔、アンモニア液をスポイトで加えた実験を、思い出してしまい

ました・・・)

酸性土のアジサイは青色、アルカリ性土では赤色のアジサイが咲くと言われる所以で

す。

今では何にしても花は、品種改良が進みに進み、アジサイも綺麗な色がたくさん出て

来ています。

 

ちなみに島根県が改良し、今売り出し中の「万華鏡」と言うアジサイの花は、まさに万

華鏡を覗いた様な、これまでに見たこともない美しい花です。

            ~今日も良い一日であります様に~