空梅雨空から一転してシトシト降り続く雨の毎日、農作業には欠かせない雨だが、こう
毎日毎日では、「そろそろ上がってくれないかな~」と、恨めし気に空を見上げる人もあ
ります。
でも・・・・雨の日の楽しみ方もある。
「雨にアジサイ」の言葉の通り、雨に濡れて一段と色鮮やかになった、アジサイの花が
あちこちで、元気一杯に咲いています。
山陰地方では、松江月照寺(藩主菩提寺)のアジサイが有名で、このところ傘を差して
の見物客がチラホラと・・・
アジサイの和名「紫陽花」は 、唐の詩人:白居易がこう表わしたものを、平安期の学者
が誤って「紫陽花」と表記したためそのままに使われていると言われていますが、なる
ほどアジサイらしい和名だと思いませんか?(実際はライラックの花だったであろとも・・・)
アジサイは、色が移り変わることから「七変化」「八仙花」とも呼ばれ、花言葉にも「移り
気」などがあります。
花の色素・アントシアニンは「七変化する」と言われ、実際にアジサイの花を湯に浸して
溶け出したアントシアニンに、酸性液・アルカリ性液を加えると青や赤、黄・緑色などに
見事に七変化します。(昔、アンモニア液をスポイトで加えた実験を、思い出してしまい
ました・・・)
酸性土のアジサイは青色、アルカリ性土では赤色のアジサイが咲くと言われる所以で
す。
今では何にしても花は、品種改良が進みに進み、アジサイも綺麗な色がたくさん出て
来ています。
ちなみに島根県が改良し、今売り出し中の「万華鏡」と言うアジサイの花は、まさに万
華鏡を覗いた様な、これまでに見たこともない美しい花です。
~今日も良い一日であります様に~