タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

「むかしむかし おじいさんとおばあさんが 住んでおりました・・・」

2013-10-31 | その他

おばあちゃんが可愛い孫を膝に抱き、裸電球(電燈)の下で炬燵にあたって、秋の夜長を柿を

食べながら「むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがおりました・・・」「それでおじ

いさんはどうしたの・・・」こんな微笑ましいシーンが、映画ではなくどこにでも見られたのは、

から、ほんの40~50年も前の昭和中頃までの話。

大家族の生活の拠点である各家々に、親子、祖父母との日常的な会話がたくさんありました。 

よく「じいちゃんばあちゃん子は、やさしい子に育つ・・・」などと言われたものですが、考えてみ

ればそれもそのはずです。

子供達はこんなに小さい時から、ごく普段に「良いこと、悪いこと」をはじめいろ、いろな知恵を

教えられ吸収して育って行くのですから・・・心やさしく人を思いやることのできる大人になって

いくのは当たり前のこと。(文明の発展は間違いなく良いことに決まっているのだが、その代償

として、心をどこかに置き忘れて来た、大人達が多くなってきつつある様な気がしてならない。)

これは懐かしくも「善き昭和時代」の一コマを、そんなことを思い起しながらイメージして描いて

みました。

              ~今日も良い一日でありますように~