シャボン玉とんだ~
何時もの散歩コースの一つ、S大学のすぐ近くの市民公園、ここはいつ来ても、幼児を連れた
お母さんや近所の子供、学生達が芝の広場で球技やくれんぼう、合唱練習、ベンチに座って
読書等をして思い思いの時を過ごしている。
しかし、今日の公園は珍らしく「人っ子ひとり居ないな~」と思いながら、公園の外周をひと回り
して帰ってくると、その内大学生くらいの女の子が示し合わせていたのだろう、4~5人三々五
々に集まって来た。
ほどなくベンチに置いた、カバンの中から何やら取り出して遊びはじめた。
手にしているのは、シャボン玉の玩具の様だ!・・・・・おぉ~、懐かしい。
私の子供の頃は、コップに石鹸水を溶かして、ムギワラのストローを自分で作って遊んだもの
だが、今はシャボン玉を一度にたくさん飛ばせる、プラ製のストローが売られていて、これで広
場いっぱいにシャボン玉を飛ばしている。
無数のシャボン玉が、風に吹かれて空に舞い上がり、遠くへ飛んで行く。
まるで「シャボン玉ショー」を見ている様だ。
女の子達は「キャー、キャー」奇声を上げ、底抜けに明るい笑い声を上げてはしゃいでいる。
これぞまさしく、久しく見なかった様な気のする、「童心に返って遊ぶ若者」の姿である。
見ているこちらまで、ほのぼのとして楽しい気分になって来る。
今どきの若者も、こんな遊びをするんだ~
こんなに純真で、遊び心を大切にする若者達には、きっと虹色に輝く明るい未来が、待ってい
るんだろうな~・・・・と、フッと思う私でした。
『シャボン玉』 (野口雨情作詞:中山晋平作曲
シャボン玉飛んだ)
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
こわれて消えた
シャボン玉消えた
飛ばずに消えた
産まれてすぐに
こわれて消えた
風、風、吹くな
シャボン玉飛ばそ