~ほおずき(鬼灯)の絵の下図~ (1982・8)
昭和57年8月某日と言うから、私がまだ日本画の制作に没頭していた頃、「ホウズキ」
の絵(小品)の、制作過程で描いた下図です。(今日、少し彩色しました。)
こんな絵にも、どこの時はどこの畑に植えてあったほおずきを、畑に座り込んで写生した
ことを、はっきりと覚えているから不思議です。
この‘ほおずき‘は「鬼灯」とも書きますが、東京は浅草で、毎年7月9日~10日の縁日
に行われる「ほおずき市」が有名です。
‘お盆とほおずき‘ は、「鬼灯」と書く様に、お盆にご先祖様がお帰りになる際に、道に
迷われない様、これを提灯に見立てて足下を照らすと言うことから、仏壇に供えて霊を
導くとか・・・これも、この絵を描くにあたって、得た知識?(常識)でした。
ところで、日本画ですが・・・水彩や油絵等とは少し違って、岩絵具(岩を砕いた絵具)を
使って彩色するため、色と色が混ざり合いません。
そこで絵具の塗り重ねによる、素敵な色合い(効果)を、絵に生かすと言ったもので、一
枚の絵の構想から完成するまでには、相当な行程を経なくてはなりません。
そんな訳で、その、半端でないエネルギー(特に大作では)は、今はちょっと減退してい
て・・・筆を置いたままとなっています。
またいつの日にか、描けるようになると信じて。。。います。
~貴方にとって、今日も良い一日となります様に~
ポール・アンカ~ダイアナ
パット・ブーン~「悲しきカンガルー」