八月の今朝の空、真っ青な空に雲間からお陽様が顔を覗かせ、飛行機雲が白い一直線の尾を引い
て何処へ向かうのか。
今日も明日も、暑い暑いと悲鳴を上げながら、でもやっぱり夏の朝は、青空と太陽と入道雲がよくく似
合う。
「きんいろの太陽がもえる朝に」 ~やなせたかし全詩集より~
きんいろの太陽が もえる朝に
旅に出ようか たったひとりで
古ぼけた帽子を 空になげて
そよ風が友だち あてはないが
ドタ靴をふみならし 知らない国へいこう
きんいろの太陽が もえる朝に
船出しょうか たったひとりで
さびついたいかりを 海にすてて
くちぶえが友だち あてはないが
ぼろきれの帆をあげて ふしぎな国へいこう
きんいろの太陽が もえる朝に
さよならしょう 青いふるさと
みたされぬ心は 雲にのせて
さく花が友だち あてはないが
柳のムチをあてて 白い馬を
とばそう
生と死に境界は無い、壮大な旅に出掛けるだけである。
これは決してネガな話ではなく、むしろ人生を前向きに捉えた詩だと、私は解釈している。
そして・・・私もいつかは・・・そんな風に、旅に出られたらいいと願っている。
だからこの詩に、感銘を受けるのだろう。
~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~
トム・ジョーンズ:想い出のグリーングラス