タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~「夕焼け」 くどうなおこ(工藤直子)~

2016-08-10 | 風景

 

今日も昨日も明日も明後日も、いや永遠に陽はまた沈み、夕焼けが早足に夜の帳に閉ざされていく・・

・・・そして、キラキラと輝く朝がやってくるのだ。

何んだか今日は、導かれる様に図書館に立ち寄り、お目当ての本が無かったことから、兼ねてより私

の尊敬するブロ友、B~Bさんのブログに登場する ‘くどうなおこ‘さんの、詩集や童話をドッサリと借り

込んできた。(こんな暑い日にはエアコン掛けて読書に限る)

早速、その中の一冊「日本語を味わう名詩入門」を読み進めていくと、「夕焼け」と言う一編の詩に行き

当たった

今日は、この一編を噛み締めるのに相応しく、空は今まさに夕焼けに染まろうとしているところである。

この本の冒頭には(前書き)、

~詩は「言葉の音楽」「言葉の絵画」と言われる。  喜びや悲しみ、怒りなど様々な感情を感じたとき、

の心はどんな音楽を奏でようとしているのでしょう?  どのような色に染められ、どんな絵を描いて

いるのでしょうか? ・・・言葉と言う絵具や音符で表現したもの、それが詩というものです。~

何時の日にか「ああ、あの詩はこう言うことを言っていたのか」と、気付いていただける日がくると信じ

います。~と結んでいる。

 

「夕焼け」:くどうなおこ(工藤直子)

あしたは かならず

晴れるに ちがいないなあ

 

あしたも わたしは

たしかに 生きるだろうなあ

 

あしたこそ

なにかを みるかなあ

 

きっと そうであり

そうに ちがいなく

そうと 思いたい

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなふうに眺められる

夕焼けが あった

 

詩も小説も、読み手の個々がどの様に受け止めるかであって、それぞれに違いがあっていい。

私は、この一編の詩に出会い、明日へと歩き出す力得た。

 

 ポールアンカ~[ダイアナ]

 

 

アンディ・ウイリアマス~[虹を歌って]