今日も昨日も明日も明後日も、いや永遠に陽はまた沈み、夕焼けが早足に夜の帳に閉ざされていく・・
・・・そして、キラキラと輝く朝がやってくるのだ。
何んだか今日は、導かれる様に図書館に立ち寄り、お目当ての本が無かったことから、兼ねてより私
の尊敬するブロ友、B~Bさんのブログに登場する ‘くどうなおこ‘さんの、詩集や童話をドッサリと借り
込んできた。(こんな暑い日にはエアコン掛けて読書に限る)
早速、その中の一冊「日本語を味わう名詩入門」を読み進めていくと、「夕焼け」と言う一編の詩に行き
当たった。
今日は、この一編を噛み締めるのに相応しく、空は今まさに夕焼けに染まろうとしているところである。
この本の冒頭には(前書き)、
~詩は「言葉の音楽」「言葉の絵画」と言われる。 喜びや悲しみ、怒りなど様々な感情を感じたとき、
私達の心はどんな音楽を奏でようとしているのでしょう? どのような色に染められ、どんな絵を描いて
いるのでしょうか? ・・・言葉と言う絵具や音符で表現したもの、それが詩というものです。~
何時の日にか「ああ、あの詩はこう言うことを言っていたのか」と、気付いていただける日がくると信じて
います。~と結んでいる。
「夕焼け」:くどうなおこ(工藤直子)
あしたは かならず
晴れるに ちがいないなあ
あしたも わたしは
たしかに 生きるだろうなあ
あしたこそ
なにかを みるかなあ
きっと そうであり
そうに ちがいなく
そうと 思いたい
・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなふうに眺められる
夕焼けが あった
詩も小説も、読み手の個々がどの様に受け止めるかであって、それぞれに違いがあっていい。
私は、この一編の詩に出会い、明日へと歩き出す力得た。
ポールアンカ~[ダイアナ]
アンディ・ウイリアマス~[虹を歌って]