残暑の残る中、気象条件の良い日には、宍道湖名物の一つ、真っ赤な夕日
を背に嫁が島のシルエットが黒く浮かび上がってとても綺麗です。
一年で、夕日が一番きれいな時期は、10月下旬から11月上旬頃で、若いこ
ろベストショットをものすべく、カメラを持って夕日スポットに日参したものです。
この宍道湖、ただ一つの島「嫁が島」には、悲しい伝説が・・・・伝えられてい
ます。
~姑にいじめられた若嫁が、凍った湖上を渡って実家に帰る途中、氷が割れ
て落命、その出来事を憐れんだ神様が、一夜にして島を浮かび上がらせたと
とする物語です。(蛇足ながら、今は地球温暖化の影響?か、宍道湖が凍結
することもありませんが、私が社会人となった、昭和38年(1963)の冬は、記
録的な豪雪で、湖上に厚い氷が張って、嫁が島に歩いて渡ったものです。
(凍結した宍道湖:「松江安来の100年」より)
嫁が島の向こうに、美しい夕日が沈むと、水都松江の夜の始まりです
~今日も良い一日でありますように~