8月の木曽御嶽山から既に1ヶ月以上山に行けていない。天気予報と日程が上手く合わず今日に至った。(幕営山行)
仕方なく日帰日程で検討し中アの念丈岳を登ることに。何年か前に烏帽子岳で引き返した事があるので今回リベンジする。
コースタイムが11時間20分(14.3km)と長いが最近のSNSでは遅目の記録でも9時間程度。
念の為、水分は充分用意した(2L)
3時に自宅を出発。6時チョット前に松川町の鳩打峠に到着。先行は車2台、一台はどうも幕営と思われる。
登山届は長野県へ電子申請してある。
登り初めて40分程度で小八郎岳
片桐小八郎
記念碑に「片桐小八郎之霊」と刻まれている、この片桐小八郎とは保元の乱(1156年)で源頼朝の父義朝に従い勇名を駆せたが、次の平治の乱(1159年)で戦死した。この地の武将片切小八郎大夫景重(昔の正式名)が、避暑のために夏の城として滞在した山とされる。
小八郎山に咲くマツムシソウ。
時期は過ぎているがまだまだ頑張って咲いている。
山頂の様子。
ここは南アルプスがよく見える。
最初の目標「烏帽子岳」
しあらくするとガスに包まれる。
ガスに包まれた崩壊地(セキナギ)
烏帽子岩コースで
烏帽子岩の上で景色を愛でながら先行者と山談義。豆を挽いたコーヒーをご馳走になる。
1時間半ほど過ごし烏帽子岳へ進むと「山の主」がお前は何者だ!!と行った感じで見ています。
すみませんここを通して下さいとお願いしたら木々の中へ。
中アではニホンカモシカによく出逢うがニホンジカは未だ出会ったことがない。(中アには居ない?)
調べてみると
平成25年10月に中央アルプスでもニホンジカの侵入を確認したそうです。
ちなみに長野県では八ヶ岳の生息密度:55.37/㎢、南アルプスの生息密度:25.81/㎢でこんな数字です。
どおりでこの山域ではよく見かけるわけだ。
烏帽子岳山頂
前回は2016.09.02こんな感じ
休憩しすぎましたが、これから念丈岳へ向かいます。(3時間で往復できそう)
約30分で池ノ平山(2327m)。テント適地です(本日一張)。
越百山から南駒ヶ岳・仙涯嶺の稜線
南駒ヶ岳・仙涯嶺ズーム。
奥念丈岳まで1時間すぐそこですね。
念丈岳(2291m)。ここは木曽山脈のハイマツの南限です。
奥念丈岳へのルート
少し紅葉。
残雪期にでも幕営しゆっくりするには良さげな場所ですね。
烏帽子岩。帰路はスルー。
セキナギ。
まだまだ紅葉には・・・
小八郎岳まで案内してくれるが小一郎から小七郎まで絵が違う事に今気づく。
小七郎はお地蔵さんになるらしい。
花。
念丈岳からの眺望は残念なが望めなかった。烏帽子岳から念丈岳までは小さなピークと笹薮で意外と体力を消耗する。ササダニ対策に露出部を少なくし出ているところには虫よけはやはり必須ですね。
GPSログは最近もっぱらスマホアプリのYAMAPを活用。地図は事前にローカルにダウンロードして使用。
しかし電気消費量が多いので長期の山行は地図データのみ先にダウンロードし、ルート不明時のみ起動して現在位置を知るで事で電気を節約することで利用。(大峯奥駆道ではこうして利用)
以下がその記録です。
小八郎岳・烏帽子岳・池ノ平山・念丈岳 / inakun-yamapさんの念丈岳・烏帽子岳・本高森山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
小八郎岳・烏帽子岳・池ノ平山・念丈岳 / inakun-yamapさんの念丈岳・烏帽子岳・本高森山の活動データ | YAMAP / ヤマップ...
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登山データ
時間:9:17(行動6:58+休憩2:18)
距離:15.2km
上り:1699m
下り:1708m
カロリー:3797kcal
※累積標高差が結構ありハードでした。
今回はトレランシューズで歩きましたが意外と快適。岩場が少なく雨の気配がないならおすすめですね。
そろそろ紅葉登山の時期になります。今年は何処へ登ろうか?