■2020.08.20 県内へハイキング。場所は稲武のオオキツネノカミソリ群生地。
大井平公園で軽く散策。
稲武町から茶臼山へ向かう途中に群生地はあります。
日陰の駐車スペースに車をとめお弁当を広げる。外はアブが飛び交っており社内でクーラーを付けての昼食。
昨日地元テレビで放送されたせいか10台程車が止まっている。
今日は短パンにTシャツといった軽装なので外に出る前に虫除けを丁寧に塗る。
沢沿いの緩やかな登りを上がって行く。
林道に出ると沢から離れ200mで「ケヤキの森」
入口から15分程度で到着。
オオキツネノカミソリはヒガンバナ科の多年草で、野山に植生し、関東地方以西に分布しています。彼岸花と同じで葉と花は共存せず、伸び出た葉は一度枯れてしまいます。7月ごろ、球根から葉をつけない茎がグングン伸び出て、先端から3~5個の花を咲かせます。
花の名前の由来は
(1)花の色がキツネを連想させること
(2)葉が枯れた後に花を咲かせるため、キツネに化かされたようであること
(3)葉の形がカミソリに似ていること、などと諸説あります。
このオオキツネノカミソリの群生地の由来は、今から120年ほど前にさかのぼります。言い伝えによると、地元の人たちが神社を建てようと、長野県の諏訪大社の宮大工に頼みに行った際に、境内にあったケヤキの苗130本を持ち帰り、大栗山の一角(1ヘクタールほど)に植えました。ケヤキが成長し、森になると、一帯には、ケヤキを使った椀や盆などの木製品を作る木地師きじしが多く住みつきました。その木地師たちが、球根をすりつぶして体の痛いところに貼ると効果があるといわれる薬草「オオキツネノカミソリ」の栽培を始めました。その後、用材としてのケヤキの需要が減少し、木地師は別の土地へ移住したが、残ったオオキツネノカミソリは、ケヤキの森でひっそりと生き続け、現在の群生地を作ったと言われています。
「城ヶ山を守る会」が登山道など整備している。(ご苦労様です)
春先の里山登山では緑の葉はよく見かけます。
植林の中に欅の森があります。
欅の葉の緑とキツネノカミソリの橙色が対象的です。
森が深い南プスを歩いているようです。
日が差し込む林で妖艶に踊っているようです。
県独自の緊急事態宣言も8/24までなので、そろそろ登山計画を立てようかな。